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歯科コラム

すぐ虫歯になってしまうので、歯磨き以外の予防方法があれば教えてください [2017年05月15日]

中央区月島勝どきの歯医者さん、YUZ DENTAL tsukishimaです。
今回のテーマは「歯磨き以外で虫歯を予防する方法について」です。
虫歯を予防するための基本、それは毎日の歯磨きです。

しかし本当に虫歯を予防しようと思うなら、正直歯磨きだけでは不充分と言えます。
そこで、ここでは歯磨き以外の虫歯の予防方法をお伝えします。特に虫歯になりやすいと自覚している人は、
歯磨きに加えてここでお伝えする予防方法を積極的に実践してください。

1. デンタルフロスを使う

歯磨き以外というテーマからは少し逸れますが、もし現状歯ブラシだけで歯磨きしているなら、
それだけでなくデンタルフロスも合わせて使用してください。
歯ブラシだけで磨く場合、プラークの除去率はおよそ6割程度とされています。

一方、デンタルフロスを使用すればそれがさらに2割高まり、プラークの除去率は8割以上になるのです。
また、デンタルフロスは歯と歯の間の隙間を綺麗に磨くためのものです。
ここは虫歯が最も発生しやすい箇所でもあるため、デンタルフロスは虫歯予防に大変効果的とされています。

2. キシリトールを摂取する

キシリトールを摂取することで、お口の中が虫歯になりにくい環境に変化します。
キシリトールは酸を作る要因にならない上に、唾液の分泌を促して酸を中和させる効果があるからです。
また、キシリトールはプラークが付着しにくく、なおかつプラークを剥がれやすく効果も持っています。

さらに歯の石灰化も促してくれるので、虫歯の発生や進行を防ぎやすくなるのです。
ただし、キシリトールを摂取する際はその食品にキシリトールが50%以上含まれているものを選んでください。
それ以下のものだとキシリトールの効果が得られにくくなりますし、糖によって逆に虫歯のリスクが高まります。

3. 歯科医院の定期検診を受ける

歯科医院は虫歯を治すためだけでなく、虫歯を予防するためにも通うことができます。
それが定期検診であり、定期検診では虫歯予防のための様々な治療を受けられます。
まずお口をクリーニングできるので、プラークや歯石を綺麗に除去できます。

また、ブラッシング指導も行っているため、それを学ぶことで歯磨きの精度を高めることもできます。
さらにお口の状態をチェックしてもらうことで、例え虫歯になっていたとしても、
本来自分では気付かないような初期段階の虫歯も発見できるのです。
ちなみに、定期検診を受けることは虫歯予防だけでなく、歯周病予防にも効果があります。

4. 家族や恋人同士で予防する

虫歯は虫歯菌という細菌によって起こる病気であり、この細菌は人から人にうつります。
正確には虫歯そのものがうつってしまうわけではないですが、唾液を介して虫歯菌がうつってしまうのです。
さて、唾液を介す行為といえば食器の共用やキスなどが挙げられ、これらは家族や恋人同士でする行為です。

極端な話、自分がいくら虫歯予防を徹底していたとしても、家族や恋人が予防を疎かにしていれば、
その家族や恋人から食器の共用やキスを通じて虫歯菌をうつされてしまう可能性があるのです。
それを防ぐためには、自分だけでなく家族や恋人も一緒に虫歯予防することです。

5. 二次虫歯の予防

テーマどおりにお話しするなら、今回の質問をした患者さんは何度も虫歯に悩まされていることになります。
と言うことは、既に虫歯を経験しており、その時の治療で詰め物や被せ物を使用していることになります。
この場合、注意しなければならないのは二次虫歯です。

一度治療した歯でも再度虫歯になることがあり、むしろこの割合は通常の虫歯よりも多いのです。
そんな二次虫歯を予防する最もおすすめの方法は、詰め物や被せ物をセラミックにすることです。
セラミックはプラークが付着しにくく歯との接着の相性もいいので、歯との間に隙間が生じにくくなるのです。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、歯磨き以外で虫歯を予防する方法についてまとめます。

  1. デンタルフロスを使う :最も虫歯が発生しやすい歯と歯の間の隙間を綺麗にでき、磨き残しも2割減らせる
  2. キシリトールを摂取する :お口の中を虫歯が発生しにくくできるが、配合率が50%以上のものを選ぶこと
  3. 歯科医院の定期検診を受ける :クリーニングでプラークや歯石を除去でき、初期段階の虫歯も発見できる
  4. 家族や恋人同士で予防する :虫歯菌は唾液を介して人から人にうつるため、お互いで予防し合うべき
  5. 二次虫歯の予防 :詰め物や被せ物を使っている人は、それをセラミックにすることで二次虫歯を防げる

これら5つのことから、歯磨き以外で虫歯を予防する方法が分かります。
歯磨き以外の方法に限定してお伝えしましたが、歯磨き自体の精度を高めることも重要です。
歯科医院で正しい歯磨き方法を学ぶ、プラークチェッカーで磨き残しをチェックする、
これらを実践すれば歯磨きの精度が高まり、より虫歯を予防しやすくなるでしょう。

治療して詰め物や被せ物をしている歯が再び虫歯になることはありますか? [2017年05月08日]

中央区月島勝どきの歯医者さん、YUZ DENTAL tsukishimaです。
今回のテーマは「治療した歯が再び虫歯になる可能性」です。
虫歯治療をした歯は詰め物や被せ物で対処しますが、その歯が再び虫歯になることはあるのでしょうか?
…答えはイエスです。そもそも詰め物や被せ物は人工物なので、それらが虫歯になることはありません。

しかし、詰め物や被せ物に包まれているのは天然の歯ですから、その歯が再度虫歯になることはあるのです。
ではどうして治療したはずの歯が虫歯になるのか?どうやって予防すればいいのか?
今回お話しするのはそんな虫歯の再発と、その予防方法についてです。

1. 二次虫歯とその要因

今回のテーマのように、一度治療した歯が再び虫歯になることを二次虫歯といいます。
一見稀なケースに思うかもしれませんが実際にはそうではなく、
成人の虫歯治療はむしろこの二次虫歯のケースが非常に多いのが事実です。

さて、どうやって二次虫歯が起こるかについてですが、これは詰め物や被せ物で覆った箇所に隙間が生じ、
そこから細菌が侵入してしまうことで起こります。ではどうして詰め物や被せ物に隙間が生じるのか?
その原因としては詰め物や被せ物の劣化、もしくは詰め物や被せ物が歯に合っていないことが考えられます。

2. 二次虫歯を予防するには

二次虫歯は詰め物や被せ物に生じた隙間から細菌が侵入することで発生する、
その事実を考えると二次虫歯を予防するためのポイントは主に2つです。
1つはそのような隙間が生じないようにする、もう1つは詰め物や被せ物と歯の間に汚れを溜めないことです。
とは言え、どちらも実践しようとすると難しく、詰め物や被せ物の隙間の発生は自分で防ぐことはできません。

また、詰め物や被せ物と歯の間、ここを綺麗にしようとしても的確なブラッシングをすることは難しいでしょう。
この予防の難しさが二次虫歯の厄介なところであり、だからこそ二次虫歯で悩まされる人が多いのです。
しかし、予防方法が全くないわけではありません。
以下でお伝えする予防方法を実践すれば、二次虫歯のリスクを大幅に減らすことができます。

3. 詰め物や被せ物をセラミックにする

詰め物や被せ物の素材に銀歯を選択すると、二次虫歯にかかりやすくなります。
一方、素材にセラミックを選択すると、二次虫歯を予防しやすくなります。
と言うのも銀歯は金属であり、金属は元々歯との接着の相性が悪いからです。
このため、銀歯の詰め物や被せ物は接着が剥がれて隙間が生じやすくなるのです。

その点、セラミックは歯との接着の相性が良く、劣化もしにくいことで長年隙間が生じにくくなります。
また、セラミックにはプラークが付着しにくい特徴があるため、詰め物や被せ物を清潔に保ちやすいのです。
審美性の高さだけが目立つセラミックですが、実は詰め物や被せ物としても優秀な特徴を持っています。
費用が高額なのがネックですが、二次虫歯を予防できる点で銀歯よりセラミックを希望する人が増えています。

4. 歯科医院で定期検診を受ける

二次虫歯は通常の虫歯よりも予防が難しく、実際に予防するためには歯科医院の定期検診が欠かせません。
定期検診ではお口の中をクリーニングするため、
ブラッシングしにくい詰め物や被せ物と歯の間の汚れも除去できます。

さらにお口の中の状態をチェックすることで、詰め物や被せ物の異常にも気付けます。
三ヶ月に一度くらいの頻度で定期検診を受けていれば二次虫歯を予防しやすくなりますし、
二次虫歯に限らず他の歯の虫歯や歯周病予防にも効果的です。

5. 精度の高い治療を受ける

最初の虫歯の時点で治療を受ける歯科医院選びを大切にすることで、後の二次虫歯を予防できます。
と言うのも、歯科医院ごとで医療設備や歯科医の腕に差があるからです。
当然、医療設備が充実して腕の高い歯科医から治療を受けた方が二次虫歯を予防しやすくなります。

例えば、マイクロスコープを導入している歯科医院なら精度の高い治療ができるので、
詰め物や被せ物が歯に合っていないというような事態を防げます。
ちなみに歯科医院の医療設備の充実度は、それぞれの歯科医院のHPで確認することができます。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、治療した歯が再び虫歯になる可能性についてまとめます。

  1. 二次虫歯とその要因 :虫歯治療で処置した詰め物や被せ物に隙間が生じ、細菌が侵入することで起こる
  2. 二次虫歯を予防するには :詰め物や被せ物と歯の間に汚れを溜めない、隙間の発生を防ぐ
  3. 詰め物や被せ物をセラミックにする :セラミックは隙間が生じにくく、プラークも付着しにくい特徴がある
  4. 歯科医院で定期検診を受ける :詰め物や被せ物の異常に気付けて、クリーニングで汚れも除去できる
  5. 精度の高い治療を受ける :医療設備が充実して精度の高い治療のできる歯科医院を選ぶ

これら5つのことから、治療した歯が再び虫歯になる可能性が分かります。
二次虫歯は何度も繰り返されますし、治療のたびに歯を削っていてはいずれ歯も失われてしまいます。
そうならないためにも、ここでお伝えした方法で二次虫歯を予防してください。
近年虫歯自体は減少傾向にあるものの、二次虫歯に至っては依然多くの人が悩まされています。
だからこそ、もっと二次虫歯に危機感を持って徹底した予防が必要です。

タバコはなぜ歯周病に悪いと言われるのでしょうか? [2017年05月01日]

中央区月島勝どきの歯医者さん、YUZ DENTAL tsukishimaです。
今回のテーマは「タバコが歯周病に悪い理由」です。
タバコが身体の健康に悪いことは誰もが知っていますが、お口の中の健康においても同様です。

つまりタバコはお口の中の健康にも悪影響を及ぼすわけで、その一つが歯周病です。
タバコを吸うことで歯周病を招く、歯周病を悪化させると言われており、
ここではタバコと歯周病の関係について説明していきます。

1. 歯周病に気付きにくくなる

本来歯周病になると、歯肉に炎症が起きて出血するようになるのですが、
タバコを吸っている人は炎症による歯肉の腫れや出血が抑えられる特徴があります。
これは症状が軽いというわけではなく、あくまで見た目上抑えられているだけです。

歯肉の腫れや出血が抑えられることで歯周病であると気付きにくくなりますし、
歯周病であることに気付けなければ進行も容易に許してしまうでしょう。
さらに進行自体にも気付きにくくなるため、気付いた時には歯周病が重症化してしまうケースが多いのです。

2. プラークや歯石が付着しやすくなる

タバコを吸う人の歯周病になるリスクは、タバコを吸わない人のそれに比べて約5倍と言われています。
ではなぜタバコを吸うと歯周病にかかりやすくなるのか?…その理由の一つがプラークや歯石の付着です。
タバコを吸うことで歯にタールが付着すると、歯にプラークや歯石が付着しやすくなるのです。

プラークや歯石の中には億単位の細菌が潜んでおり、歯周病菌もその中に含まれています。
つまり、歯にプラークや歯石が付着しやすくなることは、それだけ歯周病になるリスクを高めてしまうのです。
また、ヤニの付着で歯が変色するなど、歯の見た目そのものも悪くなってしまいます。

3. 身体の免疫力が低下する

身体の免疫力と歯周病…これらは一見何も関係なさそうに思える人も多いでしょう。
しかしそうではなく、身体の免疫力が低下すると歯周病にかかりやすくなるのです。
これは歯周病が細菌の感染によって起こる病気だからです。

免疫力が高ければ細菌に感染しにくくなりますし、逆に免疫力が低ければ細菌に感染しやすくなるのです。
そして、タバコを吸うとニコチンによる影響で身体の免疫機能が狂わされてしまいます。
これによって免疫力が低下するため、細菌に感染しやすくなる…つまり歯周病にかかりやすくなるのです。

4. 治療の傷の治りが遅くなる

歯周病の進行度によっては、治療で手術を行うことがあります。
しかし、タバコを吸っている人は手術などによってできる傷の治りが遅くなります。
これはニコチンの影響で栄養が供給されにくくなり、ビタミンCが消費されてしまうのが原因です。

傷の治りが遅ければそれだけ治療期間が長くなり、歯科医院に通う回数も多くなります。
それは患者さんにとって手間になりますし、何より治療費にも影響してきます。
また、栄養が供給されにくくなることで、手術とは無関係に歯は常に栄養不足に陥ります。

お口の健康を維持するためのデンタルケアやオーラルケア、
例えこれらに力を入れていても、タバコを吸っているとその効果は得られにくくなります。
なぜなら、タバコを吸うことでお口の中の歯周組織は常に破壊され続けているからです。

上記でタバコを吸うと歯周病になりやすいと説明しましたが、
歯周病を治したとしてもデンタルケアが不充分になってしまうことで、当然再発も招きやすくなります。
もちろん、タバコを吸うことはお口の中だけでなく身体全体にも悪影響を及ぼします。

6. 歯肉が老化する

歯肉の老化は加齢も関係してくるので防止することはできません。
しかしタバコを吸う人は老化が早く、実年齢より10年から20年進んだ歯肉になってしまいます。
つまり、30歳でタバコを吸う人は50歳の歯肉をしているということです。

歯肉は老化によってどんどん痩せていくため、それによって歯周病で歯が抜けるリスクも高くなります。
ちなみに、糖尿病の場合も糖化によって歯肉の老化が促進されるため、
糖尿病でなおかつタバコを吸う人は歯周病で歯を失うリスクがより高くなります。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、タバコが歯周病に悪い理由についてまとめます。

  1. 歯周病に気付きにくくなる :歯周病によって起こる歯肉の腫れや出血が見た目上分かりにくくなる
  2. プラークや歯石が付着しやすくなる :タールの影響で歯にプラークや歯石が付着しやすくなる
  3. 身体の免疫力が低下する :ニコチンの影響で免疫力が低下すると歯周病にかかりやすくなる
  4. 治療の傷の治りが遅くなる :ニコチンの影響で治療の傷が治りにくくなり、治療期間が長くなる
  5. ケアの効果が得られにくい :歯周組織が破壊され続けるため、デンタルケアの効果が得られにくい
  6. 歯肉が老化する :タバコを吸う人の歯肉は実年齢より10年から20年進んでしまっている

これら6つのことから、タバコが歯周病に悪い理由が分かります。
タバコを吸うことは歯周病になるリスクを高め、さらに重症化するリスクも高めます。
最も、今までタバコを吸っていたとしても禁煙することでそれらのリスクは減らせるため、
身体の健康だけでなく大切な歯を守るためにも、タバコを吸う人はこの機に禁煙を考えてみてください。

歯間ブラシは使った方が良いのでしょうか? [2017年04月24日]

中央区月島勝どきの歯医者さん、YUZ DENTAL tsukishimaです。
今回のテーマは「歯間ブラシを使う必要性」です。
歯磨きをする時、現状歯ブラシによるブラッシングオンリーの人がほとんどです。

しかし、よりお口を綺麗にするためにはデンタルフロスや歯間ブラシを使用した方がいいですね。
さて、今回はその中でも歯間ブラシをテーマにしたお話をしていきます。
まず基本として、歯間ブラシを使った方がいいのかどうかを考えていきましょう。

1. 歯間ブラシの効果

歯間ブラシは歯と歯肉の隙間に残ったプラークを除去するのが目的です。
プラーク自体は通常のブラッシングでも除去できるものの、
歯と歯肉の間という狭い箇所は磨きにくく、どうしても磨き残してしまうものですね。

そんな磨き残しをなくせるのが歯間ブラシであり、
通常のブラッシングと合わせて使用することで9割ほどのプラーク除去率が実現するのです。
ちなみに、歯と歯肉の間を綺麗にできることから、歯周病予防に特に効果的とされています。

2. 歯ブラシしか使用していない人

ブラッシングのみの場合、プラークの除去率は6割ほどとされており、
歯間ブラシを使用することでこれをさらに3割近く高めることができます。
そもそもブラッシングだけでは磨ける箇所に限界があるため、歯間ブラシの使用をおすすめします。

とは言え、歯間ブラシで磨くには時間が掛かりますし、毎食後の歯磨き時に使用する必要はありません。
頻度としては1日1回、それもゆっくり時間を掛けて磨けるタイミングが理想ですから、
就寝前の歯磨き時に使用するのがいいでしょう。丁寧に歯磨きした後、仕上げの意味で使用してください。

3. デンタルフロスを使用している人

既にデンタルフロスを使用している場合、特に不安がなければ無理に歯間ブラシを使う必要はありません。
確かにデンタルフロス+歯間ブラシの使用はプラークの除去率がより高まりますが、
実際にはそこまでしなくてもデンタルフロスの使用のみで充分お口の中を綺麗にできます。

最も、デンタルフロスは歯と歯の間の隙間を磨くものであり、虫歯予防に効果的とされています。
このため、歯周病予防をメインに考える場合はデンタルフロスから歯間ブラシに切り替えるのもいいでしょう。
また単純な数字だけで比較すると、プラークの除去率はデンタルフロスよりも歯間ブラシの方が若干高めです。

4. デンタルフロスよりも歯間ブラシがおすすめのケース

デンタルフロスは歯間ブラシではどちらを使った方がいいのか?…多くの人がここで悩みます。
そこで、明らかに歯間ブラシを使った方がおすすめのケースについて説明します。
まず、歯肉が下がっていて歯間部が広くなっているケースです。
歯周病や加齢によって歯肉が下がることがありますが、そうなると歯間部が広がる場合があります。

このように広がった歯間部はプラークが溜まりやすく、綺麗にするためには歯間ブラシがおすすめです。
もう1つのケースはブリッジを装着しているケースです。
これは単純なことで、ブリッジでつながった部分にはデンタルフロスが通せないからです。

5. 歯間ブラシのサイズについて

歯間ブラシにはSSS、SS、S、M、Lなど、およそ5種類のサイズが存在します。
問題はどのサイズの歯間ブラシを使用するかですが、これについては一概にはおすすめを言えません。
一応サイズごとに適した箇所がありますが、やはり人によって合う、合わないなどの問題があるからです。

そこで一つ提案をすると、最初は小さなサイズの歯間ブラシをチョイスすることです。
なぜなら、歯間ブラシで最もやってはいけないのは「無理に差し込んで磨くこと」であり、
小さなサイズのものから試していけばそういった事態を防げるからです。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、歯間ブラシを使う必要性についてまとめます。

  1. 歯間ブラシの効果 :歯と歯肉の隙間に残ったプラークを除去でき、歯周病予防に特に効果的
  2. 歯ブラシしか使用していない人 :プラークの除去率を3割近く高められるため、使用した方が良い
  3. デンタルフロスを使用している人 :デンタルフロスでも充分だが、歯間ブラシも使用すればさらに効果的
  4. デンタルフロスよりも歯間ブラシがおすすめのケース :歯肉が下がっている人、ブリッジを使用している人
  5. 歯間ブラシのサイズについて :約5種類のサイズがあるが、最初は小さなサイズのものから試すと良い

これら5つのことから、歯間ブラシを使う必要性が分かります。
歯間ブラシを使うべきかどうか?それは現状デンタルフロスを使用しているかどうかで変わります。
デンタルフロスを使用せず、ブラッシングオンリーの人は歯間ブラシを使った方がいいでしょう。

一方既にデンタルフロスを使用しているなら、無理やり歯間ブラシに切り替える必要はありません。
虫歯や歯周病予防の基本は歯磨きですが、ブラッシングオンリーではどうしても限界があります。
歯間ブラシには、そんな磨き残しを減らすための効果があるのです。

入れ歯を検討しますが、保険と自費の入れ歯ではどう違いますか? [2017年04月20日]

中央区月島勝どきの歯医者さん、YUZ DENTAL tsukishimaです。
今回のテーマは「保険の入れ歯と自費の入れ歯の違い」です。
「入れ歯=保険適用」というイメージがありますが、実際にはそうではありません。

保険が適用されるタイプの入れ歯もあれば、保険が適用されない自費負担のタイプの入れ歯もあるのです。
言うまでもなく自費の入れ歯は高額ですし、それに見合った付加価値があります。
そんな自費負担となる入れ歯と保険適用の入れ歯、今回はこれらの違いについて説明していきます。

1. それぞれの入れ歯の特徴

保険適用の入れ歯は言わばマニュアルに沿って仕上げられた入れ歯であり、
素材は最低限のものになっています。最も、最低限と聞くと粗悪な印象を受けますが、
そもそも健康保険適用の条件とは、必要最低限の治療であることが前提になっているのです。

そして、自費負担の入れ歯は保険適用の入れ歯とは全く逆の特徴を持っています。
保険適用の入れ歯がマニュアルどおりの入れ歯と表現するなら、自費負担の入れ歯はオーダーメイドです。
自分の要望やお口の状態に合った理想的で質の高い入れ歯です。

これらの特徴だけに注目すると、誰だって自費負担の入れ歯がいいと思うでしょう。
確かに質においては自費負担の入れ歯が優れていますが、自費負担の入れ歯はその分高く、
最低限の素材で仕上げてある保険適用の入れ歯はその分安いという特徴もあるのです。

2. 人工の歯の違いについて

保険適用の入れ歯は、人工の歯の種類は決して豊富ではありません。
このため、人によってはどうしても形や色や他の歯と比べてアンバランスになることもあります。
アンバランスになることで見た目が悪くなるだけでなく、それが入れ歯だと周囲にも分かってしまいます。

一方自費負担の入れ歯はオーダーメイドのイメージどおり、
それぞれ一人ひとりに合った形や色を選択でき、見た目は自然で美しい天然と歯と変わりありません。
ただしあくまで入れ歯であることには違いないため、機能性に関しては天然の歯に比べて劣ります。

3. 歯肉の違いについて

保険適用の入れ歯も歯肉の部分はしっかりしているため、使用している上での不自由さは感じません。
汚れも付着しにくいですし装着感も悪くなく、その点では保険適用の入れ歯の歯肉の部分は優れています。
しかし形態においては種類が少なく、選べる歯肉の形態はかなり限定されてしまいます。

一方自費負担の入れ歯の歯肉の部分もしっかりしています。
汚れが付着しにくく装着感も良い…この点も保険適用の入れ歯の歯肉の部分同様に不自由さはありません。
それに加えて歯肉の形態も豊富に用意されているため、機能性だけでなく審美性にも優れているのです。

4. 維持装置の違いについて

文章では伝わりづらいかもしれませんが、
保険適用の入れ歯の維持装置は残っている歯を囲むような状態にして固定します。
つまりお口の中が維持装置に包まれている感触になり、それによって違和感が生じます。

一方自費負担の入れ歯の維持装置は、残っている歯に負担を掛けにくい仕様になっていますし、
維持装置の種類によっては外側から見えないため、周囲に入れ歯と気付かれる心配もないのです。
ただし入れ歯は洗浄が必要なので、家族など親しい人間に入れ歯を隠すことはさすがに不可能です。

5. 義歯床の違いについて

保険適用の義歯床の素材は割れやすいため、その防止として分厚い仕様になっています。
これによって熱が加わりにくくなり、温度を感じにくくなってしまいます。
入れ歯で熱いものを食べる時には注意が必要ですが、それはこの義歯床の仕様が理由になっています。

一方自費負担の入れ歯の義歯床ですが、まず仕様として入れ歯が落ちないように固定されています。
また、金属を素材に選択することができますが、そうすることで装着感も心地よくなります。
これは金属の素材が薄いのが理由であり、保険の入れ歯の義歯床より熱も感じやすくなるのです。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、保険の入れ歯と自費の入れ歯の違いについてまとめます。

  1. それぞれの入れ歯の特徴 :保険適用の入れ歯はマニュアルどおり、自費負担の入れ歯はオーダーメイド
  2. 人工の歯の違いについて :保険適用の入れ歯は色や形態が少ないが、自費負担の入れ歯は豊富
  3. 歯肉の違いについて :どちらも汚れが付着しにくい点が優れているが、自費負担の入れ歯は形態も豊富
  4. 維持装置の違いについて :保険適用の入れ歯は違和感が生じるが、自費負担の入れ歯はそれが小さい
  5. 義歯床の違いについて :保険適用の入れ歯は温度を感じにくい。自費負担の入れ歯は金属も選択できる

これら5つのことから、保険の入れ歯と自費負担の入れ歯の違いが分かります。
簡単にまとめれば、機能性や審美性においては自費負担の入れ歯の方が格段に優れています。
しかしその分高額であり、その費用の差をどう考えるかでおすすめのタイプが決まってきます。
少しでも安い方を選ぶなら保険適用の入れ歯一択になりますし、
逆に費用関係なく見た目や使いやすさで考えるなら、その場合は自費負担の入れ歯を選ぶべきでしょう。

歯周病と虫歯の予防方法は違うのでしょうか? [2017年04月18日]

中央区月島勝どきの歯医者さん、YUZ DENTAL tsukishimaです。
今回のテーマは「歯周病と虫歯の予防方法について」です。
歯周病と虫歯、どちらも歯を守るためには絶対に予防が必要な病気です。

さて、歯周病が歯肉の病気なのに対して虫歯は歯の病気であり、
同じお口の中の病気でありながら起こる箇所は異なるため、その予防方法に違いがあると考える人がいます。
そこで、ここでは歯周病と虫歯の予防方法をテーマにして、その方法に違いがあるのかについて説明します。

1. 歯周病と虫歯の予防方法は同じ

歯周病は歯周病菌によって引き起こされる病気であり、歯周病菌はプラークに潜んでいます。
つまりプラークを除去することが歯周病予防においての基本ですし、
プラークを除去できないとやがて歯石になって歯磨きでは除去できなくなってしまいます。

ちなみにプラークを除去する方法は歯磨きで、毎日の歯磨きこそ歯周病予防の基本です。
一方虫歯は虫歯菌によって引き起こされる病気であり、虫歯菌も歯周病菌と同様にプラークに潜んでいます。
このため、やはり歯磨きによるプラークの除去が虫歯予防の基本ということになります。

これらの点から分かるとおり、歯周病も虫歯もその予防方法の基本はプラークの除去であり、
どちらの予防方法も全く同じということになります。
では歯周病と虫歯の予防方法とは何か?以下でそれについて説明していきます。

2. 歯磨きで予防する

上記で説明したとおり、歯周病と虫歯の予防の基本は歯磨きです。
最も、歯磨きの目的はプラークの除去ですから、適当に磨くのではなく精度の高い歯磨きが必要です。
そこでおすすめなのが、デンタルフロスや歯間ブラシの使用です。

さて、このデンタルフロスと歯間ブラシですが、
実はデンタルフロスが虫歯予防用、歯間ブラシが歯周病予防用とされているのです。
デンタルフロスは歯と歯の間を磨くものであり、ここは虫歯が最も発生しやすい箇所となっています。

一方歯間ブラシは歯と歯肉の間を磨くものであり、歯周ポケットを綺麗にできる仕様になっています。
とは言え、実際にはデンタルフロスの使用で虫歯だけでなく歯周病も予防できますし、
デンタルフロスと歯間ブラシの選択についてはそこまでシビアに考える必要はないでしょう。

3. 定期検診を受けて予防する

歯科医院で定期検診を受けることで歯周病も虫歯も予防できますし、
言い換えるなら、定期検診を受けなければ歯周病も虫歯も完全に予防するのは難しいでしょう。
定期検診ではお口の中をクリーニングするため、歯周病や虫歯の要因となるプラークを綺麗に除去できます。

さらに歯磨きでは対応できない歯石も除去できますし、
歯磨きの精度を高めるための「正しい歯磨き方法の指導」も受けられます。
つまり定期検診は、お口が綺麗になる上に自分の歯磨きの技術を向上させる機会にもなるのです。

もう一つ定期検診を受けるメリットを挙げると、初期段階の歯周病や虫歯を発見できることです。
歯周病も虫歯も初期段階では自覚症状がなく、自覚症状が出る頃にはある程度進行しているのです。
その点、定期検診ではお口の状態をチェックするので、そんな初期段階の歯周病や虫歯も発見できるのです。

4. 生活習慣を改善して予防する

歯周病も虫歯も、それぞれ歯周病菌や虫歯菌といった細菌に感染することで起こる病気です。
さて、細菌に感染するかどうかは身体の免疫力の高さがポイントになりますね。
例えば、免疫力が高い人は風邪を引きにくく、それは免疫力が高いことで風邪の菌を受け付けないからです。

実は歯周病と虫歯にもこれと同じことが言えるのです。どちらも細菌に感染することで起こる病気であり、
感染するリスクは身体の免疫力の高さが大きく関わってきます。
免疫力が高ければ予防しやすくなり、逆に低ければ予防が難しくなるのです。

では身体の免疫力は何が原因で高くなったり低くなったりするのか?…その答えが毎日の日常生活です。
疲労やストレスは身体の免疫力低下を招きますし、栄養バランスを考えた食生活も重要です。
つまり、食生活を含めた生活習慣の改善が身体の免疫力を高め、
それによって歯周病や虫歯も予防しやすくなるのです。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、歯周病と虫歯の予防方法についてまとめます。

  1. 歯周病と虫歯の予防方法は同じ :どちらもプラークの除去が予防の基本であり、予防方法は全く同じ
  2. 歯磨きで予防する :ブラッシングだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシを使うと効果的
  3. 定期検診を受けて予防する :予防効果が高いだけでなく、歯周病や虫歯の早期発見も可能
  4. 生活習慣を改善して予防する :免疫力を高めれば歯周病や虫歯にも感染しにくくなる

これら4つのことから、歯周病と虫歯の予防方法が分かります。
どちらの病気も予防方法は同じですが、要因となる細菌の種類が異なるため、
どちらか一方だけ起こるということはあり得ます。
しかし、精度の高い歯磨きと定期検診を欠かさなければ、どちらも高い確率で予防できるでしょう。

歯磨きする時に歯磨き粉を使うのは良いことなのでしょうか [2017年04月13日]

中央区月島勝どきの歯医者さん、YUZ DENTAL tsukishimaです。
今回のテーマは「歯磨きする時に歯磨き粉を使うのは良いことか悪いことか」です。
歯磨き粉を使うのが良いことか悪いことか、そもそもそんなこと考えたことないという人がほとんどでしょう。

しかし、歯磨き粉を使わない人は「歯磨き粉を使うのは良くないから」というのを理由にすることが多く、
普段歯磨き粉を使う人にとってこの理由は気になるところですね。
そこで、実際に歯磨き粉を使うのは良いのか悪いのか?今回はその答えとなることをお話しします。

1. 研磨剤の影響

歯磨き粉を使うのが良くないという人は、その理由として真っ先に研磨剤を挙げます。
研磨剤はほとんどの歯磨き粉に含まれており、実際に歯磨き粉の成分の欄を見るとその記載が確認できます。
ちなみに研磨剤とは文字どおり研いで磨く薬剤であり、削ることで汚れを落とすためのものです。
つまり歯を削ることで表面の汚れを落とす、それが歯磨き粉における研磨剤の役割です。

歯磨き粉を使用しない人はこの研磨剤の効果に危機感を持っており、歯が削れると考えているのです。
しかし、これに関しては心配いりません。歯磨き粉に含まれる研磨剤は業務用のそれとは異なり、
歯を傷つけることがないように調節されています。また、歯磨き粉を使用しないことで長時間歯を磨けば、
それこそゴシゴシと磨き続けることで歯を傷つけてしまう可能性があるのです。

2. 歯磨きの精度の影響

歯磨き粉を使用しない方が綺麗に磨けるという人がいますが、正直それは一理あります。
これは歯磨き粉が悪いというよりは心理的な問題であり、
歯磨き粉を使用することでお口の中がスッキリするため、適当に磨いても磨いた気分になってしまうのです。
また、歯磨き粉をつけすぎてお口の中が泡だらけになってしまえば、やはり歯は磨きにくくなるでしょう。

こうした理由から歯磨き粉を使用しない人もいますし、確かにそれは間違いではありません。
しかし、その心理的な錯覚にとらわれることがなければ、
やはり薬剤の含まれた歯磨き粉を使用した方が結果的に綺麗に磨けます。
そもそも歯磨き粉なしで綺麗に磨くには、それなりの歯磨きの技術も必要になってきます。

3. 経済的な負担の影響

歯磨き粉は無料ではないですから、歯磨き粉なしで綺麗に磨けるなら経済的にはお得です。
しかし、上記で説明したように歯磨き粉なしで綺麗に磨くためにはそれなりの技術が必要です。
歯科医の中には歯磨き粉を使用しないで虫歯を予防できている人がほとんどですが、
それは歯科医という立場上、正しい歯磨きの方法をきちんと知っているからです。

自分の歯磨きの技術を考えず、ただ経済的な負担の有無だけで歯磨き粉を使わないのはおすすめできません。
もし経済的な負担を理由に歯磨き粉を使わないつもりなら、
歯科医院で正しい歯磨き方法の指導を受けてから実践すべきです。
正しい歯磨き方法を知らなければ、歯磨き粉なしで歯磨きしても綺麗には磨けないでしょう。

4. 歯磨き粉を使用する意味

あくまで正しい歯磨き方法を知っていることが前提となりますが、
歯磨きの目的が「歯を綺麗にする」だけであれば、歯磨き粉を使用しなくてもその目的は達成できます。
しかし、歯磨き粉は歯を綺麗するだけでなく、全く別の効果も持っているのです。
そしてその効果が必要であるなら、歯磨きの時には歯磨き粉を使わなければなりません。

例えば口臭予防、これはエチケットでもありますし、歯磨き粉を使って歯磨きすることで口臭を防げます。
さらにフッ素効果、フッ素が含まれている歯磨き粉を使用すれば、
歯を綺麗にするだけでなく虫歯になりにくい歯を作ることができるのです。
歯磨きの目的としてこれらを求めるなら、それは歯磨き粉を使用しなければ得られない効果です。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、歯磨きする時に歯磨き粉を使うのは良いことか悪いことかについてまとめます。

  1. 研磨剤の影響 :歯磨き粉の研磨剤で歯が削れることはない。むしろ長時間磨く方が歯を傷つける
  2. 歯磨きの精度の影響 :歯磨き粉を使うと磨いた気分になりやすく、その点には注意する必要がある
  3. 経済的な負担の影響 :歯磨き粉を購入しなくても歯は綺麗になるが、それなりの歯磨きの技術は必要
  4. 歯磨き粉を使用する意味 :歯磨き粉には歯を綺麗にするだけでなく、口臭予防などの効果もある

これら4つのことから、歯磨きする時に歯磨き粉を使うのは良いことか悪いことかが分かります。
今回のテーマを否定するつもりはないですが、歯磨き粉の使用に良し悪しはありません。
歯磨きの技術に長けていれば歯磨き粉を使用しなくても充分歯を綺麗にできます。

一方、歯磨き粉を使用したからといって歯に何らかの悪影響があるわけでもありません。
つまり、歯磨き粉を使用するかしないかはその人で決めればいいことですが、
フッ素効果や口臭予防を考えると歯磨き粉を使用するのがおすすめです。

子供の虫歯を予防する方法を詳しく教えてください [2017年04月11日]

中央区月島勝どきの歯医者さん、YUZ DENTAL tsukishimaです。
今回のテーマは「子供の虫歯を予防する方法」です。
大人も子供も虫歯の予防方法は同じですが、大人に比べると子供の方が予防は難しいでしょう。

歯磨きが上手にできない、虫歯の予防の必要性を知らない、お菓子が大好き…
このように、子供は大人に比べて虫歯になる要因をいくつも持っているからです。
このため、子供の虫歯を予防するには親の力が必要です。
そこで、ここでは親が子供の虫歯を予防するためにできることをお教えします。

1. 甘いものの食べ過ぎに注意する

子供は甘いものが大好きですが甘いものには糖が含まれており、糖は虫歯になるリスクを高めます。
虫歯菌は酸を出して歯を溶かしますが、糖は虫歯菌が酸を出すためのエネルギーになります。
つまり、甘いものの食べ過ぎは虫歯菌の働きを活発にさせてしまうのです。

とは言え、糖をゼロに抑えることは不可能ですし、虫歯予防のためにおやつを禁止するわけにもいきません。
そこで一つ提案すると、まず小さなうちはチョコレートなどのお菓子はできるだけ避けるようにして、
食べるにしても時間を決め、さらに食べた後はしっかりと歯磨きするようにしましょう。

2. ダラダラと長時間食べさせない

いわゆるダラダラ食いと呼ばれるものですが、これも虫歯になるリスクを高めます。
人間は食事中と食事後にお口の中で脱灰と再石灰化が起こります。
脱灰とは食事することで起こるものであり、歯からカルシウムが溶け出すことを意味します。

一方再石灰化は脱灰によって溶けたカルシウムが再び歯に戻ることであり、
虫歯予防のためにはこの再石灰化が必須です。ここで問題なのがダラダラと長時間食べることです。
食べる時間が長ければそれだけ脱灰が長く起こりますし、
さらにその後おやつを食べることで再び脱灰が起こり、再石灰化のタイミングがなくなってしまうのです。

3. 歯磨きの仕上げをする

子供は歯磨きが上手にできないので、磨いたとしても必ず磨き残しが出てきます。
プラークが残れば当然虫歯になるリスクが高まるため、子供一人で歯磨きをさせるのはおすすめできません。
とは言え歯磨きを覚えることも大切ですから、最後だけ親が仕上げをしてあげましょう。

そうすれば磨き残しを確実に減らせますし、親が仕上げをすることで子供は歯磨きの大切さを覚えます。
特に奥歯は子供では磨きにくいでしょうから、そういった磨きにくい箇所を想定して仕上げするのも大切です。
小さな頃から歯磨きの大切さを教えれば、大きくなってからも虫歯予防を大切に考えてくれるようになります。

4. 親も一緒に予防する

虫歯菌というのは風邪の菌同様に人から人にうつります。直接虫歯がうつるわけではないものの、
子供に虫歯菌をうつすことで虫歯になるリスクを高めてしまうことは事実です。
そしてうつる手段は唾液であり、正確に表現するなら唾液を介してうつるのです。

そして食器の共用やキスなど、親と子供は唾液を介す行為を日常的にしています。
このため、いくら子供の虫歯予防を徹底していても、肝心の親が虫歯予防を疎かにしていれば、
親が持つ虫歯菌が食器の共用やキスなどで子供にうつってしまう可能性があるのです。
それを防ぐためには、子供だけでなく親も、さらに言うなら家族全員が虫歯予防を徹底しなければなりません。

5. 歯科医院に行って予防する

虫歯における歯科医院で行う治療は、虫歯を治すだけでなく虫歯を予防するためのものもあります。
例えばフッ素塗布、これは歯にフッ素を塗布して虫歯になりにくい強い歯を作ります。
また、溝があることで虫歯になりやすい奥歯においては、
その溝をふさいで細菌の侵入を予防するシーラントという予防治療があるのです。

予防のために歯科医院に通っていればもし虫歯になってもすぐに発見できますし、
初期段階で発見できれば削らずにすむほどの簡単な治療で終えられます。
つまり歯科医院に行って予防する習慣をつけておけば、
子供の虫歯を予防できるだけでなく、虫歯になったとしてもいち早く発見と治療ができるのです。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、子供の虫歯を予防する方法についてまとめます。

  1. 甘いものの食べ過ぎに注意する :甘いものに含まれている糖は虫歯菌の働きを活発にさせる
  2. ダラダラと長時間食べさせない :ダラダラ食いは歯の脱灰が長くなり、再石灰化がされにくくなる
  3. 歯磨きの仕上げをする :子供の歯磨きの技術不足を補うのと、歯磨きの大切さを教えるのが目的
  4. 親も一緒に予防する :虫歯菌は唾液を介してうつるため、子供だけでなく親も虫歯予防を徹底するべき
  5. 歯科医院に行って予防する :フッ素塗布やシーラントなど、虫歯予防のための治療が受けられる

これら5つのことから、子供の虫歯を予防する方法が分かります。
中には「乳歯はいずれ抜けるから虫歯になっても平気」という人がいますが、それは大きな間違いです。
乳歯が虫歯になることで永久歯も虫歯になりやすくなりますし、
虫歯菌が奥まで侵入するとそこに眠っている永久歯にも様々な悪影響を与えます。
このため、今回お教えしたことを実践して子供を虫歯から守ってあげてください。

総入れ歯になった場合、噛み方にコツなどはあるのでしょうか? [2017年04月06日]

中央区月島勝どきの歯医者さん、YUZ DENTAL tsukishimaです。
今回のテーマは「総入れ歯の噛み方のコツ」です。
総入れ歯にしたての頃は、なかなか上手に噛めずに苦労するでしょう。

最も、上手に噛めないのは総入れ歯に不慣れなせいもありますが、
やはり総入れ歯では天然の歯と同様の噛み方ができないのが事実です。
そこで、総入れ歯で上手に噛むためのコツをお伝えするので、不自由さの解消に役立ててください。

1. 総入れ歯の咬合力

上下の歯で噛みしめた時の力を咬合力と呼びますが、これは単純に噛む力の数値でもあります。
さて、天然の歯の咬合力を基準にした場合、総入れ歯の咬合力はそのおよそ3割とされており、
つまり天然の歯の3割ほどの力でしか噛むことができないことになります。

このため、総入れ歯では天然の歯と全く同じものは食べられないことを知っておかなければなりません。
とは言え、噛むのを恐れてやわらかいものだけ食べていると、噛む刺激が脳に伝わらなくて認知症を招きます。
「全く同じものは食べられないけどやわらかいものだけ食べてはいけない」…この事実を心得ておきましょう。

2. 前歯と奥歯の役割

前歯と奥歯はそれぞれ異なった役割を持っており、前歯は噛む、奥歯はつぶすのがその役割になります。
これは天然の歯も同じことなのですが、総入れ歯の場合はこの基本を守って噛む必要があるのです。
総入れ歯は天然の歯と違って歯の根がないことから、簡単に外れてしまいます。

仮に前歯だけを使って食事したとすると、前歯だけに負担が掛かることから奥歯が浮き上がってしまうのです。一方だけに力が掛かることで浮き上がる…言わばシーソーと同じ原理です。
このため、前歯で噛んで奥歯でつぶすという基本を守り、前歯と奥歯を均等に使うようにしましょう。

3. 両側の歯の使い方

総入れ歯では前歯と奥歯がシーソー状態であるように、両側の歯もやはりシーソー状態になっています。
つまり、片側の歯だけで噛むクセがあると反対側の歯が浮き上がってしまうのです。
これを防ぐ方法は一つであり、それは両側の歯で均等に噛むことです。

ちなみに、両側の歯で均等に噛むこと自体は難しくないですし、慣れも技術も必要ありません。
厄介なのは、既に片側の歯だけで噛むクセがついている場合です。
入れ歯がシーソー状態になることを頭に入れ、必ず両側の歯で均等に噛めるようクセを直してください。

4. 慣れないうちはやわらかいものを食べる

総入れ歯ではあまり硬いものは食べられないものの、
噛まずにすむようなやわらかいものだけを食べるのは脳に悪影響を及ぼします。
しかし、慣れないうちは焦らずにやわらかいものを食べて総入れ歯の噛み方に慣らしていきましょう。

最初から硬いものを食べるとどうしても上手に噛めないですし、
そもそもその硬さのものを食べるのが不可能なのかもしれません。
やわらないものから徐々に慣らしていけば上手に噛めるようになりますし、
どこまでのものが食べられてどこまでのものが食べられないかも分かってくるでしょう。

5. 噛み合わせの調整の必要性

総入れ歯に慣れるまでの時間には個人差がありますが、
どうしても上手に噛めない時には歯科医院に行って相談してみましょう。
もしかすると不慣れなのが原因ではなく、噛み合わせが合っていない可能性もあるからです。

噛み合わせの悪さは天然の歯においても問題ですが、入れ歯の場合はさらに問題です。
噛み合わせが合っていないことで上手に噛めなくなりますし、何より入れ歯自体にダメージも与えます。
実際に総入れ歯の使用後は調整のための通院が定期的に必要になりますし、
上手に噛めない状態が長く続く時には、噛み合わせが合っていないことを疑ってみてください。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、総入れ歯の噛み方のコツについてまとめます。

  1. 総入れ歯の咬合力 :天然の歯の3割ほどの咬合力しかないため、天然の歯と全く同じものは食べられない
  2. 前歯と奥歯の役割 :前歯で噛んで奥歯でつぶす、この噛み方の基本を守らないと一方が浮き上がる
  3. 両側の歯の使い方 :両側の歯で均等に噛まないと、反対側が浮き上がる
  4. 慣れないうちはやわらかいものを食べる :やわらかいものから徐々に慣らしていくと良い
  5. 噛み合わせの調整の必要性 :あまり上手に噛めないなら、噛み合わせが合っていない可能性がある

これら5つのことから、総入れ歯の噛み方のコツが分かります。
噛み方のコツが分かっても、実際に慣れるまでにはどうしても時間が掛かります。
しかし、うまく噛めなくても根気よく噛む練習をしていきましょう。

慣れるまでには個人差があるため、知人や友人がすぐに慣れたからといって焦ることはありません。
ここで説明した噛む基本を守りつつ、やわらかいものから徐々に慣らして上手に噛めるようになりましょう。
そして、どうしても上手に噛めない時には単に不慣れなのだと判断せず、歯科医院で相談してください。
もしかすると噛み合わせが悪いなど、思わぬ要因で上手に噛めない可能性もあるからです。

噛み合わせが悪いと、どんな悪影響があるのでしょうか? [2017年04月04日]

中央区月島勝どきの歯医者さん、YUZ DENTAL tsukishimaです。
今回のテーマは「噛み合わせの悪さによる悪影響」です。
噛み合わせの悪さを気にする人は意外に少ないものの、実はこれは身体に悪影響を及ぼす一因です。

確かに、噛み合わせの悪さというのは虫歯や歯周病のように治療が必須な病気ではありません。
しかし、放置することで確実に身体に悪影響を及ぼしますし、
ここでは実際にどんな悪影響があるのかを説明していきます。

1. 虫歯になりやすくなる

噛み合わせの悪さと虫歯のなりやすさ、これらは一見無関係に思えますがそうではありません。
と言うのも、噛み合わせは悪い人は歯並びが悪い可能性が高いからです。
歯並びが悪ければ歯磨きがしにくいですし、歯磨きがしにくければ磨き残しが出てきます。

当然プラークが残って虫歯になるリスクが高まることになりますし、
噛み合わせが悪いことで歯同士が当たらなくなることも虫歯へのリスクを同様に高めます。
歯同士が当たることで自然にプラークがこぼれ落ちますが、当たらないことでそれができなくなるからです。

2. 歯科治療の精度が落ちる

上記で説明したように、噛み合わせが悪い人は歯並びが悪い人が多い傾向があります。
これは歯科医側の問題でもありますが、歯並びが悪い人は治療がしにくいのです。
本来見えるはずの箇所が見えず、その結果虫歯を見過ごしてしまうこともあるでしょう。

また、歯並びが悪くて歯が斜めなどに生えていると、デコボコの環境で治療しなければなりません。
そうなると治療の精度が落ちて歯を傷つける、もしくは割れるといった事故を招きますし、
神経に近づきすぎている歯においてはささいな治療で痛んでしまうこともあるのです。

3. 肩こりや頭痛を招く

身体には様々な筋肉がありますが、噛む時にも筋肉を使用します。
これには「広頸筋」や「側頭筋」が挙げられますが、噛み合わせが悪いとこれらの筋肉に悪影響を及ぼします。
まず広頸筋ですが、この筋肉は首から肩にかけて繋がっている筋肉です。

噛み合わせの悪さによって広頸筋が悪影響を受けると肩も悪影響を受け、その結果肩こりを招きます。
次に側頭筋ですが、側頭筋は顎の関節から頭の横にかけて繋がっている筋肉で、
この筋肉が悪影響を受けることで頭が悪影響を受け、その結果頭痛を招くのです。

4. 顎関節症になりやすい

顎関節症は噛み合わせが良い人もなるため、噛み合わせが悪いことでなる病気ではありません。
しかし、噛み合わせが悪い人の方が顎関節症になりやすいことが明らかになっているのです。
その理由としては、噛み合わせの悪さが顎関節に過度の負担を掛けていることが考えられます。

さらに言えば、噛み合わせが悪い人は顎関節症が悪化しやすい傾向もあり、
症状が酷くなると顎が痛むだけでなく、普通にお口を開くことすら困難になってしまいます。
そうなると、食事や会話に大きな支障が出てしまいます。

5. コンプレックスになる

噛み合わせが悪いことを自覚している人は、同時に自分の歯並びの悪さも自覚しています。
また、症状の度合いによっては顎の形の変形によって顔の輪郭が歪むこともあります。
歯並びの悪さ、顔の輪郭の歪み、これらはどちらもコンプレックスになり得る要因です。

歯並びの悪さがコンプレックスになれば人前で堂々と笑顔を見せられなくなり、
顔の輪郭の歪みがコンプレックスになれば自分の顔自体に自信を持てなくなるでしょう。
さらに、歯並びが悪ければ発音もしづらくなるため、会話することにすら抵抗を感じるようになってしまいます。

6. 詰め物や被せ物に負担が掛かる

噛み合わせが悪い場合、歯のいずれかの箇所に過度の力が掛かることになります。
そして、これによって大きなダメージを受けてしまうのが詰め物や被せ物です。
現に、入れ歯やインプラントにおいては噛み合わせが重要になるため、その調整を頻繁に行います。

元々噛み合わせが悪い場合はもちろん、
入れ歯やインプラントが原因で噛み合わせが悪くなった場合はこれらの破損を招くでしょう。
つまり、噛み合わせの悪さは天然の歯だけでなく人工の歯にも悪影響があるのです。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、噛み合わせの悪さによる悪影響についてまとめます。

  1. 虫歯になりやすくなる :歯並びが悪くて噛み合わせが悪い場合、歯をうまく磨けず磨き残しが出てくる
  2. 歯科治療の精度が落ちる :歯並びが悪くて噛み合わせが悪い場合、本来見える箇所が見づらくなる
  3. 肩こりや頭痛を招く :噛む筋肉である広頸筋と側頭筋が影響して、肩こりや頭痛を招く
  4. 顎関節症になりやすい :噛み合わせが悪い人は顎関節症になりやすく、悪化しやすい傾向がある
  5. コンプレックスになる :歯並びの悪さなど、噛み合わせの悪さはコンプレックスに繋がる要因を持っている
  6. 詰め物や被せ物に負担が掛かる :天然の歯だけでなく、人工の歯への悪影響がある

これら6つのことから、噛み合わせの悪さによる悪影響が分かります。
噛み合わせの悪さは虫歯になるリスクの向上をはじめ、
歯科治療、顎関節症、コンプレックスなどに悪影響があります。
また、肩こりや頭痛といった体調を招く要因にもなるため、
自覚している人は改善するための治療をおすすめします。

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