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歯科コラム

痛みを感じない以上、自分で歯周病に気づくことは不可能ですか?

2019年06月07日

中央区月島勝どきの歯医者さん、YUZ DENTAL tsukishimaです。
今回のテーマは「歯周病を発見すること」です。
歯周病は静かなる病気と呼ばれ、それは目立った自覚症状がないからです。

例えば虫歯は歯の痛みという自覚症状がありますが、歯周病にはそのような自覚症状がほとんどありません。
最も、目立った自覚症状がないことは負担の有無で考えればプラスに思えますが、
実はそうではなく、病気の発見が遅れやすいという大きな問題の原因となります。

病気を自覚できない怖さ

虫歯と歯周病ではどちらが怖いか?…おそらく、この質問に対して多くの人が前者と答えると思います。
その理由は痛みの有無で、辛い痛みを感じる虫歯に比べて歯周病にはそれがなく、
そのため歯周病は怖くないと考える人が少なくありません。

しかし、このような目立った自覚症状がないことがむしろ歯周病の怖さであり、
なぜなら自覚症状がなければ歯周病を自覚できず、そうなると進行を許してしまうからです。
気づかない間に進行して、気づいた時には重症化している…このケースは歯周病において稀ではありません。

実際、癌などの大きな病気は早期発見が重要であり、その早期発見のきっかけになるのが自覚症状です。
歯周病には目立った自覚症状がない…それは歯周病を早期発見することの難しさを意味しており、
歯を失う原因として歯周病が最も多いことから、いかに多くの人が重症化させてしまっているかが分かります。

歯周病の自覚症状

目立った自覚症状がないとは言え、歯周病の自覚症状はゼロではありません。
細かいものを含めれば歯周病にはいくつかの自覚症状があり、具体的には次のことが挙げられます。

歯肉が腫れる

歯肉が炎症を起こして腫れます。この時、歯肉は色や触った感触にも変化が見られ、
赤く腫れる上に歯肉ならではの張りがなくなり、触った感触がプヨプヨとしています。
ただし、タバコを吸う人は見た目上での歯肉の腫れが確認しづらくなります。

歯肉から出血する

歯周病になると身体の防御機能が働き、細菌を駆除するため患部に血液が集まります。
このため、歯周病になった時の歯肉は出血しやすくなっており、
歯磨きによる刺激、かたいものを食べた時の刺激などによって出血することがあります。

口臭がする

口臭の原因は様々ですから、一概に「口臭がする=歯周病」とは断言できません。
歯周病による口臭は細菌の繁殖、歯肉から出た膿みや血液が原因とされており、
口臭の類の中でも特にきつい臭いがするとされています。

歯石がある

歯石はプラークが石灰化したもので、歯と歯の間や歯と歯肉の境目にこびりつく白い塊です。
歯石の有無自体は歯周病の有無の根拠にはならないものの、歯石があることは歯周病に要注意のサインであり、歯周病が発症しやすくなり、さらには歯周病が進行しやすくなる原因になります。

歯が伸びたように見える

歯が元々よりも伸びたように見える場合、歯周病になっている可能性があります。
これは歯周病の進行によって歯肉が退縮して、歯の根が露出した分だけ歯が伸びたように見えるのです。
つまり、この自覚症状の場合は歯周病が一定以上まで進行していることになります。

知覚過敏が起こる

本来、知覚過敏はエナメル質が傷ついたり破損したりすることで起こります。
一般的には衝撃による歯の破損や虫歯が原因ですが、実は歯周病で知覚過敏が起こることもあります。
これは歯周病の進行で起こる歯肉退縮が関係しており、露出した歯の根には元々エナメル質がないからです。

歯がグラグラする

歯がグラつくのは、自覚症状としては虫歯の痛みに匹敵するほど分かりやすいものです。
ですから、この自覚症状があれば歯周病も自覚できますが、
問題は歯がグラつくほどになるとその歯周病は重症化していることで、気づくタイミングとして遅すぎます。

歯周病を早期発見する方法

歯周病を早期発見するには、歯科医院で定期検診を受診することです。
定期検診では歯科医が口の中の健康状態を確認するため、
自覚症状のない歯周病も発見できますし、虫歯においても同様です。

早期発見すれば早期治療が可能であり、ごく簡単な治療で歯周病を治せます。
また、定期検診を受けることは歯周病の予防効果を高めることにもなり、
例えばブラッシング指導や歯のクリーニングなどの予防治療を受けられます。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、歯周病を発見することについてまとめます。

1. 病気を自覚できない怖さ :自覚症状がなければ病気を自覚するきっかけを失うことになる
2. 歯周病の自覚症状 :歯肉が腫れる、歯肉から出血する、口臭がする、歯石があるなど
3. 歯周病を早期発見する方法 :歯科医院で定期検診を受ける

これら3つのことから、歯周病を発見することについて分かります。
虫歯のように明確な自覚症状がないとは言え、歯周病の自覚症状は全くないわけではありません。
歯肉の腫れなどいくつかの自覚症状があり、それらを知っておけば歯周病の自覚は充分可能です。
最も、もっと確実なのは歯科医院で定期検診を受けることで、
歯科医が口の中の健康状態を確認することで初期の歯周病も確実に発見可能です。

月島 勝どき 歯医者なら『YUZ DENTAL tsukishima』