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歯科コラム

メタルボンドを希望したいのですが、金属アレルギーなので諦めるべきですか?

2019年02月01日

中央区月島勝どきの歯医者さん、YUZ DENTAL tsukishimaです。今回のテーマは「メタルボンドに代わるセラミックの提案」です。セラミック治療でメタルボンドを希望した場合、その希望を叶えられないケースがあります。

それは、メタルボンドを希望した患者さんが金属アレルギーのケースで、なぜならメタルボンドは一部金属したセラミックだからです。ですから金属アレルギーの患者さんにメタルボンドでの対応はできませんが、希望に近い提案は可能です。

メタルボンドの特徴

メタルボンドとは、金属のフレームにセラミックを焼き付けたタイプであり、金属を使用していることが長所にも短所にもなっています。長所としては、金属を使用しているためセラミックでありながら耐久性が高いことです。

一方、短所は今回の質問内容でもある金属アレルギーの対象になってしまう点と、劣化するとセラミックが剥がれて金属のフレームが露出してしまう点です。さて、患者さんがメタルボンドを希望した場合、その理由は次の2つが考えられます。

・セラミックにしたいため
・耐久性の高いセラミックにしたいため

…その患者さんが金属アレルギーの場合、残念ながらメタルボンドにすることはできません。しかしこれらの理由によってメタルボンドを希望しているなら、その希望に該当するセラミックを提案することは可能です。

セラミックには種類がある

セラミックにはいくつか種類があり、メタルボンドはその中の一つです。ですからセラミックの種類にこだわりがなく、ただセラミックにしたい理由でメタルボンドを希望した場合、その他の種類のセラミックにすることでセラミック治療は可能です。

・オールセラミック
・ハイブリッドセラミック
・ジルコニアセラミック

…メタルボンド以外にはこれらのセラミックがありますが、これらはいずれも金属を使用していません。このため、これらのセラミックなら金属アレルギーの患者さんでもセラミック治療が可能です。

オールセラミックとジルコニアセラミック

耐久性の高さを理由にメタルボンドを希望した場合、それに代わるのはオールセラミックとジルコニアセラミックでしょう。オールセラミックは100%セラミックでできており、むしろメタルボンドよりも割れにくくなっています。

さらにメタルボンドよりも審美性が高いため、実質全ての点においてメタルボンドを上回る特徴を持っており、短所を挙げるとすれば、その分オールセラミックは費用が高いという点です。また、メタルボンドに似た特徴のものとしてジルコニアセラミックがあります。

ジルコニアセラミックは人工ダイヤモンドを使用しているため、メタルボンド同様に耐久性の高さが特徴です。しかも金属を使用していないため、ジルコニアセラミックなら金属アレルギーの患者さんでも使用可能です。金属アレルギーが理由でメタルボンドが不可能な場合、オールセラミックとジルコニアセラミックを提案します。

取り扱うセラミックの種類について

セラミックは現状4つの種類がありますが、全ての歯科医院で全ての種類のセラミックに対応できるわけではありません。まずセラミック自体、セラミック治療に対応して歯科医院でなければ治療を受けることができません。

また、取り扱うセラミックの種類は歯科医院によって異なるため、例えばジルコニアセラミックを希望した場合、「当院では取り扱っていない」と回答される可能性もあります。特にジルコニアセラミックは新しいタイプのため、取り扱っている歯科医院は現状まだ少なめです。

セラミックのメリット

そもそもセラミックにするメリット自体が分からないという方もいると思います。そこで、セラミックのメリットを挙げてみます。これらは全ての種類のセラミックに共通するメリットですが、効果の程はセラミックの種類ごとで差があります。

・審美性が高い
・二次虫歯を予防しやすい
・材質的に長持ちしやすい
・金属アレルギーが起こらない(メタルボンドを除く)

…ただし、これらのメリットがある一方で費用が高いデメリットもあります。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、メタルボンドに代わるセラミックの提案についてまとめます。

1. メタルボンドの特徴 :金属のフレームを使用しているため耐久性が高い
2. セラミックには種類がある :金属アレルギーだとメタルボンドは使えないが、その他のセラミックは使える
3. オールセラミック :特徴から考えると、メタルボンドの代わりはオールセラミックとジルコニアセラミック
4. 取り扱うセラミックの種類について :歯科医院によって取り扱うセラミックの種類は異なる
5. セラミックのメリット :審美歯エが高い、二次虫歯を予防しやすい、材質的に長持ちしやすいなど

これら5つのことから、メタルボンドに代わるセラミックの提案について分かります。耐久性の高さを重視するなら、メタルボンド以外にも選択肢はあります。オールセラミックはメタルボンドより割れにくくなっていますし、ジルコニアセラミックならメタルボンド同様に耐久性が高く、さらに金属アレルギーも起こりません。

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