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衛生士コラム

フッ素について

2018年04月12日

こんにちは。YUZ DENTAL tsukishima歯科衛生士の梶谷・横田・氏原です。
今回のDHコラムでは、フッ素についてご説明させていただきます。

フッ素の働き・・・

現在販売されている歯磨き粉の中で、フッ素入りのものは91%を占めています。ほとんどの歯磨き粉の中にフッ素が含まれていますが、みなさんはフッ素の働きについてご存知でしょうか?

フッ素には大きく3つの働きがあります。
1、歯を強くする
2、歯の再石灰化を促進する
3、むし歯菌を抑制する
この働きによりむし歯予防に効果を発揮します。フッ素の入った歯磨き粉で歯磨きをすることが、とても良いフッ素の利用方法なのです。

フッ素の適正量・・・

歯磨きの後、フッ素がお口の中に残る量が重要です。年齢に応じた使用量の適正量を使いましょう。1回の使用量が少なすぎると、お口の中に効果的な量のフッ素が残りません。

フッ素入り歯磨き粉をより効果的に使うためには、うがいで使う水の量をできるだけ少なくしてお口の中にフッ素濃度を高く維持することが大事です。

使用直後、2時間はできるだけご飲食を控えるようにしてください。

フッ素濃度について・・・

みなさんが今使っている歯磨き粉には、どれくらいのフッ素が入っているかご存知ですか?
2017年3月より、厚生労働省は「フッ素濃度1000ppm以上で1500ppm以下の製品」を医薬部外品として認証しました。

フッ素が1450ppm配合歯磨き粉を使用すると、フッ素950ppm配合歯磨き粉を使用した場合より、長時間唾液中のフッ素濃度が高まります。

フッ素濃度1,000ppm以上の歯磨き粉では、フッ素濃度が500ppm上昇するごとに、むし歯予防効果が6%上昇すると評価されています。海外で行われたむし歯予防効果に関する研究は、1,000ppmと1,500ppmのフッ素を配合した歯磨き粉では、14〜22%むし歯予防効果が上昇するという結果が出ています。

歯科医院では、高濃度(9,000ppm)のフッ化物塗布も行っております。定期的に塗布することにより、むし歯予防に効果的です。

もし何かご不明な点があれば私たちスタッフに何なりとお問い合わせください。

月島 勝どき 歯医者なら『YUZ DENTAL tsukishima』