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歯科コラム

銀歯とセラミックで迷っていますが、セラミックの利点を教えて下さい

2017年03月01日

中央区月島勝どきの歯医者さん、YUZ DENTAL tsukishimaです。
今回のテーマは「銀歯とセラミックを比較した時のセラミックの利点」です。
銀歯とセラミックは同じ被せ物ではあるものの、それぞれ全く違った特徴を持っています。

このため、治療の時にどちらにするか迷う人がほとんどです。
特にセラミックに至っては費用が高額なため、それに抵抗を感じて銀歯にするという人も多いのです。
確かにセラミックは高額ですがそれに見合った利点があるのも事実であり、
ここでは銀歯と比較した上でのセラミックの利点について解説していきます。

1. 見た目が美しい

セラミックの最大の利点は見た目の美しさにあります。
虫歯治療の跡となる被せ物は本来他人に見られたくないものですが、その理由は見た目が悪いからです。
白い歯の中に混じって銀歯があるのは目立ちますし、そのせいで笑顔を見せられない人もいるほどです。
しかし、セラミックはそんなコンプレックスを感じさせないだけの美しさを誇ります。

特にオールセラミックは天然の歯と比べても遜色のない自然な白さですし、
お手軽なハイブリッドセラミックでも充分な美しさがあります。
見た目が美しくなることで笑顔や会話することに抵抗がなくなりますし、
人前で自信を持って会話できることで仕事や私生活の充実にも繋がるでしょう。

2. 二次虫歯になりにくい

詰め物や被せ物で処置した歯が再度虫歯になる、そんな二次虫歯で悩まされた経験がある人も多いでしょう。
しかし、セラミックにすることで二次虫歯を予防することができます。
と言うのも、セラミックは歯との接着の相性がいいので長年使用しても隙間が生じにくく、
細菌の侵入を防ぐことができるからです。

また、セラミックは性質上プラークが付着しにくい特徴を持っているため、
衛生面においても優れており、その点からも二次虫歯が起こりにくいのです。
このため、見た目としてではなく後の二次虫歯予防のためにセラミックを選択する人も多くいます。

3. 長持ちする

セラミックの寿命は銀歯よりも長く、
オールセラミックにおいては10年以上の人はもちろん、20年使用しているという人もいるほどです。
また、単に長持ちするだけでなくその期間変色もしにくいため、美しいまま使用することが可能です。

銀歯の場合はセラミックより寿命が短いですし、
長年使用することによる劣化のせいで接着が剥がれ、上記で解説したような二次虫歯を招きます。
一方セラミックは長期間美しく、さらに安全に使用し続けることができます。

4. 歯肉の変色を防ぐ

セラミックは歯だけでなく、歯肉の美しさを維持できる特徴も持っています。
と言うのも、銀歯は素材が金属なため、長年使用していると金属が溶けて歯肉を変色させてしまうのです。
見た目の悪さがネックの銀歯ですが、このように歯肉の見た目にも影響を及ぼしてしまいます。

一方セラミックは陶器ですから、金属のように溶けてしまう心配もありません。
このため歯としての見た目はもちろん、その周囲の歯肉の美しさもそのまま維持できます。
最も、これは素材が溶けることでの歯肉の変色を防げるという意味なので、
当然歯周病による歯肉の変色は防げないないですし、歯周病には注意が必要です。

5. 金属アレルギーの人でも使用できる

金属アレルギーの人にとっては、美しさよりもこの点がセラミックの最大の利点になるでしょう。
金属を使用しないセラミックなら金属アレルギーの人でも安心して使用できます。
ただし、全てのセラミックがそうとは限らないため、その点には注意が必要です。

セラミックにはいくつか種類がありますが、例えばメタルボンドにおいては裏側部分に金属を使用しています。
このため金属アレルギーが理由でセラミックを希望する人は、
その旨を歯科医に告げた上で金属アレルギーが起こらない種類のセラミックを選択してください。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、銀歯とセラミックを比較した時のセラミックの利点についてまとめます。

  1. 見た目が美しい :銀歯と比べた時はもちろん、天然の歯と比べても遜色ない美しさを誇っている
  2. 二次虫歯になりにくい :プラークが付着しにくく歯との接着の相性もいいため、二次虫歯を予防できる
  3. 長持ちする :銀歯に比べて寿命が長く、20年使用している人もいる。変色もしにくく美しさを維持できる
  4. 歯肉の変色を防ぐ :銀歯は金属が溶けることで歯肉が変色するが、セラミックにはそれが起こらない
  5. 金属アレルギーの人でも使用できる :一部金属を使用しているセラミックもあるので注意すること

これら5つのことから、銀歯とセラミックを比較した時のセラミックの利点が分かります。
今回解説したことから分かるとおり、セラミックは見た目としてではなく被せ物の質としても優れています。
特に二次虫歯の繰り返しは歯を失う要因になりますし、
それを予防できる点でセラミックにすることは自分の大切な歯を守ることにも繋がります。

月島 勝どき 歯医者なら『YUZ DENTAL tsukishima』