歯科コラム

歯医者さんによって腕の良さは違いますか？

2017年06月26日

中央区月島勝どきの歯医者さん、ＹＵＺＤＥＮＴＡＬｔｓｕｋｉｓｈｉｍａです。
今回のテーマは「歯科医に腕の差はあるのか」です。
「腕の良いお医者さん」という表現がありますが、これは内科医や外科医に限ったことではありません。

歯科医においてもその表現は正しく、歯科医ごとで腕に差があるのです。
そうなると、腕の良い歯科医に治療を受けたいというのが患者さんとして当然の心理ですね。
そこで、歯科医ごとの腕の差を知るためのポイントをいくつかお教えします。

まず、歯科医にはそれぞれ得意とする分野があります。
例えば、インプラント治療を１０年以上も行っている歯科医はインプラント治療が得意分野でしょうが、
だからと言って全ての治療技術に秀でているとは限りません。

逆に、インプラント治療が未経験の歯科医はインプラント治療の腕は知れているでしょうが、
だからと言って全ての治療技術が未熟とは限らないのです。もしあなたが歯周病治療を望んでいるとして、
インプラント治療に自信がある歯科医がいたとしても、それは何の参考にもならないのです。

歯周病治療を受けたいなら、歯周病治療に長けた歯科医を探さなければなりません。
大抵はどの歯科医も自分が得意とする分野があるでしょうし、
歯科医院のＨＰで歯科医の挨拶などを見れば、その歯科医がどんな治療が得意なのかが分かります。

これは歯科医に限らず、どのような職種においても言えることですね。
どんな業界においても腕の差はあり、それは経験と実績によって出てくるものです。
経験と実績がある歯科医はそれだけ様々な症例を経験しており、その経験が腕を高めているのです。

例えば虫歯や歯周病治療は歯科治療の基本ですが、虫歯の状態も歯周病の状態も患者さんによって様々です。
進行度はもちろん、歯並びも患者さんによって異なるため、全く同じ治療をすることはありません。
また、インプラントのような高度な技術を要する治療は、経験と実績が腕の差をより明らかするでしょう。

ちなみに経験と実績のある歯科医を知るコツは、やはり歯科医院のＨＰを確認することです。
いくら長く歯科医やっていても治療の経験と実績がなければ意味がないですし、
その点経験と実績に長けた歯科医はこれまでの症例をＨＰに載せていることが多いのです。

歯科医の腕を高める上で大きなポイントになるのが医療設備です。
実際、身体の調子が悪くて不安な人は大きな病院で診てもらおうと考えますよね。
それは大きな病院だと医療設備が整っており、その方がより詳しく診察してもらえると思うからでしょう。

これは歯科医院にも言えることで、医療設備の充実した歯科医院の方が精密な治療が可能です。
一般例としてはマイクロスコープですね。虫歯治療で詰め物が合わない経験をした人もいるでしょうが、
マイクロスコープを導入している歯科医院で治療を受ければそのようなリスクも減ります。

また、インプラントなどの難易度が治療においては最新のＣＴやレントゲンなど、
治療そのものだけでなく検査に関わる設備の充実もポイントになってくるでしょう。
このように、歯科医だけでなく歯科医院の設備に注目することも大切です。

歯科治療はチーム医療と言われており、歯科医だけで腕の差が分かるものではありません。
チームと聞くとスポーツを連想しやすいと思いますが、例えば野球を連想してみてください。
いくらピッチャーが優れていてもバッターが未熟なら、そのチームは強いとは言えないですよね。

歯科治療もこれと同じで、歯科医だけの腕が良くてもダメなのです。歯科医が中心なのはもちろんですが、
歯周病などでメンテナンスを行う歯科衛生士、詰め物や被せ物を製作する歯科技工士、
歯科医を含めた３人の腕が良くて初めて「腕が良い」と患者さんが実感できるのです。

そして、歯科医、歯科衛生士、歯科技工士の腕を知る判断材料になるのが「資格」です。
歯科医はもちろん、歯科衛生士や歯科技工士に認定を与える学会もあるため、
歯科医や歯科衛生士や歯科技工士の資格の有無で、トータルの治療の判断がある程度できます。

いかがでしたか？
最後に、歯科医に腕の差はあるのかについてまとめます。

これら４つのことから、歯科医に腕の差はあるのかが分かります。
歯科医に腕の差はある…これが結論です。そして、肝心の腕を知るには歯科医院のＨＰを見ることです。
ＨＰの構成は歯科医院ごとで異なるため、ここでそれについて何かを断言することはできません。

しかし、大抵は院長挨拶で得意分野についても触れる歯科医がほとんどです。
医療設備や資格の有無についてもＨＰ内で紹介されていることが多いので、
それらを確認すれば歯科医の腕を知ることができるでしょう。

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