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歯科コラム

矯正は大人になってからでもできますか?

2018年02月14日

中央区月島勝どきの歯医者さん、YUZ DENTAL tsukishimaです。
今回のテーマは「矯正は大人になってからでもできるのか」です。
みなさんも子供の頃、学校に何人かは矯正装置をつけた友達がいたのではないでしょうか。

矯正は子供の時に行うと良いと言われているだけあって、子供の治療のイメージがあります。
しかし、歯の審美性は大人になってから気にすることでもあります。
では、大人になってからでも矯正をすることはできるのでしょうか。

大人でも矯正はできるのか

結論から言うと大人でも矯正することは可能ですし、そもそも矯正に年齢制限はありません。
このため20代の若い成人はもちろん、40代や50代で矯正するだってできるのです。
また、矯正の方法自体も大人と子供で異なるというわけではありません。

矯正装置をつけて歯を動かす…大人の矯正でもこの従来の方法を採用しています。
ただし大人の場合は永久歯も生えそろい、顎の骨も既に成長を終えています。
このため子供の成長に比べて歯が動きにくく時間が掛かりますが、矯正そのものは充分可能です。

大人の矯正の最適なタイミング

子供の矯正で最も患者さんが悩むのが矯正を行うタイミングです。
これは子供の場合まだ乳歯であること、顎の骨が成長期であること、
これらを考慮した上で最適なタイミングを考えなければならないからです。

一方大人の場合は既に永久歯が生えそろい、顎の骨も成長を終えた状態になっています。
このためタイミングを考慮する必要はなく、矯正したいと思った時にすれば良いのです。
タイミングについて敢えて考えるなら、長期間の通院が可能か…言わばスケジュール的なタイミングです。

矯正装置の選択肢

大人が矯正しようと思った場合は、矯正装置をつけることに悩む人が多いですね。
ワイヤーをつけた歯が見えるのは、歯並びを綺麗にするとは言え審美的な理由で抵抗を感じるからです。
しかし、そんな患者さんの気持ちに配慮して矯正装置にはいくつかの種類があり、
従来のワイヤー矯正もちろん使用可能ですが、それ以外に審美性を考慮した矯正方法もあるのです。

舌側矯正
矯正装置となるワイヤーを舌側につける方法で、表側につけるのに比べて目立ちにくくなります。
このため審美性の高い矯正方法ですが、舌側に矯正装置をつけることでデメリットも生まれます。
それは、舌側に矯正装置をつけているため発音がしづらいという問題です。

マウスピース矯正
矯正装置がマウスピース型になっており、自分で取り外しできるのが特徴です。
マウスピース自体透明ですから目立ちにくいですし、外すことで食事や歯磨きが快適になります。
デメリットとしてはワイヤー矯正に比べて歯を動かす力が弱いため、対応できる症例が限られることです。

…このように、舌側矯正やマウスピース矯正を選択することで矯正装置をつける悩みが解消されます。
ただしこれらの矯正方法には独自のデメリットも存在するため、
メリットとデメリットをしっかりと把握して歯科医と相談した上で決めましょう。

矯正することで得られるメリット

大人が矯正を検討した場合、年齢的に「今更…」と思ってしまう人もいます。
特に40代や50代になるとそう思ってしまう人が多いのですが、そう悩んでしまうのは間違いです。
なぜなら、矯正することで歯並びが綺麗になる以外にもいくつかのメリットを得られるからです。

噛み合わせが良くなる
歯並びが良くなれば噛み合わせも良くなります。
噛み合わせの悪さが原因で頭痛や肩こりを引き起こすことがあるため、
それが良くなることで頭痛や肩こりの解消につながります。

虫歯や歯周病になりにくくなる
歯並びが悪くて凸凹していると歯磨きがしづらく、必ず磨き残しが出てしまいます。
しかし矯正によって歯並びが良くなれば、こうした歯磨きのしづらさも解消されるのです。
歯磨きがしやすくなることで虫歯や歯周病を予防しやすくなり、それは歯を守ることにつながります。

口腔内を健康にできる
矯正を行う前に虫歯や歯周病があれば、先にこれらの治療を優先することになります。
特に中高年の場合は歯周病をもっている可能が高いため、
矯正をきっかけに口腔内の病気を治して健康にすることができるのです。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、矯正は大人になってからでもできるのかについてまとめます。

1. 大人でも矯正はできるのか :可能。矯正に年齢制限はなく、40代や50代になってからでもできる
2. 大人の矯正の最適なタイミング :したいと思った時にすれば良いが、通院が可能であることが前提となる
3. 矯正装置の選択肢 :舌側矯正やマウスピース矯正など、目立たない矯正方法もある
4. 矯正することで得られるメリット :噛み合わせが良くなる、虫歯や歯周病になりにくくなるなど

これら4つのことから、矯正は大人になってからでもできるのかが分かります。
子供か大人か?…単純に矯正のタイミングにおいて比較するなら前者の方がおすすめです。
しかし、だからと言って大人が矯正できないわけではなく、大人でも矯正することが可能です。
舌側矯正やマウスピース矯正などの目立たない矯正方法もあるため、
大人が矯正において最も悩む「矯正装置の見た目の問題」にも対応できます。

月島 勝どき 歯医者なら『YUZ DENTAL tsukishima』