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歯科コラム

見えない矯正があると聞いたのですが、どんなものですか?

2018年02月26日

見えない矯正があると聞いたのですが、どんなものですか?

中央区月島勝どきの歯医者さん、YUZ DENTAL tsukishimaです。
今回のテーマは「見えない矯正方法について」です。
矯正は歯並びを綺麗にできる魅力的な治療ですが、ネックとなるのが矯正装置の装着です。

矯正装置を装着することで口を開くたびに金属のワイヤーが見えるのは、
審美性を気になる大人にとって非常に抵抗を感じるものです。
しかし矯正方法には複数の種類があり、その中には見えない矯正方法もあるのです。

裏側矯正

リンガル矯正や舌側矯正とも呼ばれる方法で、裏側…つまり舌側に矯正装置を装着します。
使用する矯正装置は従来のものとほぼ同じですが、裏側に装着することで目立ちにくくなります。
このため審美性に優れた矯正方法ですが、舌側に矯正装置を装着することへのデメリットもあります。

例えば発音の問題・・舌に矯正装置があたるため、慣れないうちは発音しづらく感じてしまうでしょう。
また、矯正装置を舌側に装着すると歯磨きもしづらくなることがあります。
とは言えこうした欠点を克服するため、最近では矯正装置のサイズが小さめになっています。

マウスピース矯正

大人の矯正の中で人気の矯正方法です。矯正装置がマウスピースタイプになっており、
マウスピースも透明で目立たないことから見えない矯正方法とも呼ばれています。
また、マウスピース矯正の場合は矯正装置であるマウスピースを自分で取り外しすることが可能です。

もちろん基本的には装着し続ける必要がありますが、食事や歯磨きをする時には外すこともできるため、
従来の矯正方法に比べて食事の不自由さを感じにくく、また口腔内の衛生管理がしやすくなります。
今回のテーマでもある見えない矯正方法とは、このマウスピース矯正がメインになっています。

マウスピース矯正の特徴

マウスピース矯正の場合、単に矯正装置が変わったと言うわけではありません。
矯正装置がマウスピースになることで従来の矯正方法と異なる点がいくつかあり、
それにはメリットもデメリットもあるのです。

3-1. マウスピース矯正のメリット
見えない矯正方法と表現されるとおり、矯正装置が目立たないのがマウスピース矯正の最大のメリットです。
また自分で取り外しできるため、矯正時に不自由とされる食事や歯磨きも快適に行うことができます。
さらに、ワイヤー矯正に比べて痛みや違和感が少ないのもメリットです。

3-2. マウスピース矯正のデメリット
最大のデメリットは、ワイヤー矯正に比べて歯を動かす力が弱いことです。
このため矯正の方法としては万能ではなく、対応できる症例が限られています。
また費用の点で言えば、一般的にマウスピース矯正はワイヤー矯正よりも高くなります。

3-3. マウスピース矯正の注意点
マウスピース矯正では矯正装置であるマウスピースを自分で取り外しできることから、
「好きな時に外して生活できる」と思ってしまう人がいます。しかし外せるのは食事や歯磨きの際で、
それ以外は装着し続けなければならず、正確には1日20時間以上の装着が必要です。

マウスピースの種類

マウスピース矯正で使用するマウスピースにはいくつかの種類がありますが、
その中でも多くの歯科医院で採用しているのがアソアライナーとインビザラインです。

4-1. アソアライナーについて
アソアライナーは治療の段階において、マウスピースを交換するたびに型を取ってマウスピースを作成します。
その都度型を取ることで手間をデメリットとして指摘する意見がありますが、
これは毎回ピッタリと合ったマウスピースを着用できるメリットでもあります。
つまりアソアライナーの場合は矯正装置の精度が高く、そのため違和感が少ないのが特徴です。

4-2. インビザインについて
インビザインは世界でナンバーワンのシェアを誇っていることから、信頼性に長けています。
対応できる症例が少ないとされるマウスピース矯正の中でもインビザインはその幅が広くなっており、
他のマウスピース矯正では対応できなくてもインビザインなら対応できるケースがあります。
また、治療後の歯並びの状態を3Dでシミュレーションできるため、矯正中のモチベーションも維持できます。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、見えない矯正方法についてまとめます。

1. 裏側矯正 :舌側に矯正装置を装着することで、表側から目立たなくなる
2. マウスピース矯正 :透明のマウスピースを装着する矯正方法で、見えない矯正方法として人気がある
3. マウスピース矯正の特徴 :食事や歯磨きの際に外せるのが長所だが、対応できる症例は限られている
4. マウスピースの種類 :多く採用されているのはアソアライナーとインビザライン

これら4つのことから、見えない矯正方法について分かります。
このように目立たない矯正装置があることから、
これらを使用すれば矯正中の矯正装置を装着する見た目の問題が解消できます。
このため、最近では大人でも矯正を希望する人が増えてきています。

月島 勝どき 歯医者なら『YUZ DENTAL tsukishima』