歯科コラム
ホワイトニングには、どのような方法がありますか?
2020年07月17日
中央区月島勝どきの歯医者さん、YUZ DENTAL tsukishimaです。
今回のテーマは「ホワイトニングの種類」です。
ホワイトニングと一言で言っても、その方法は一つだけではありません。
歯科治療のホワイトニングには3つの方法…すなわち種類があり、それぞれ特徴が異なります。
自分に最も合うホワイトニングを知っておくためにも、
それぞれのホワイトニングのメリットとデメリットを覚えておきましょう。
ホワイトニングの仕組み
まず、ホワイトニングの仕組みについて説明しておきます。
ホワイトニングでは過酸化水素や過酸化尿素を含んだ薬剤を使用して、
エナメル質を無色透明にすることで歯の表面の汚れ・着色を除去します。
また、薬剤の効果によってエナメル質の構造を透明ガラス状態から曇りガラス状態へと変化。
そして、曇りガラス状態になったエナメル質はマスキングの役割を果たし、変色した象牙質を隠します。
さらに光の乱反射が起こるようになり、歯が白くうつるようになるのです。
これがホワイトニングの仕組みであり、このホワイトニングの仕組み自体はどの方法でも同じになります。
異なるのは「施術方法」、「効果」、「持続期間」、「費用」の4つです。
オフィスホワイトニング
歯科医院で行うホワイトニングで、みなさんが想像するホワイトニングはこのオフィスホワイトニングでしょう。
医師が施術するため濃度の高い薬剤を使用でき、そのため効果も早く実感できます。
ただし、持続期間はそれほど長くなく、白さを維持できるのは一般的に3ヶ月~6ヶ月ほどです。
費用の相場は2万円~10万円ほどとなっていますが、2万円と10万円では大きな差を感じますね。
これは、ホワイトニングが自由診療であることが理由です。
自由診療の費用は歯科医院が自由に設定できるため、歯科医院によって費用に差があるのです。
<オフィスホワイトニングの特徴のまとめ>
施術は歯科医院にて医師が行う
費用は2万円~10万円ほど
持続期間は3ヶ月~6ヶ月ほど
効果を実感できるのは早いが、持続期間は短い
ホームホワイトニング
自宅で自身によって行うホワイトニングですが、通院が一切必要ないわけではありません。
施術において必要な薬剤、マウスピースの受け取りは歯科医院になりますし、経過観察の通院も必要です。
安全性を考慮して薬剤の濃度は薄く、そのため効果を実感できるまで時間がかかるでしょう。
ただし、その分だけ薬剤が歯にしっかりと浸透するため、一旦白くなればその効果は長く続きます。
費用の相場は2万円~5万円ほど、持続期間は一般的に6ヶ月~1年ほどでしょう。
ちなみに、施術の際は2時間ほどのマウスピースの着用が必要です。
<ホームホワイトニングの特徴まとめ>
施術は自宅にて自身で行う
費用は2万円~5万円ほど
持続期間は6ヶ月~1年ほど
効果を実感できるのは遅いが、持続期間は長い
デュアルホワイトニング
効果を実感できるのが早い一方で持続期間が短いオフィスホワイトニング、
効果を実感できるのが遅い一方で持続期間が短いホームホワイトニング、どちらも一長一短ありますよね。
患者さんの要望は、効果を早く実感できつつ持続期間も長いホワイトニングではないでしょうか。
そして、そんな要望どおりのホワイトニングがデュアルホワイトニングです。
デュアルホワイトニングはオフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用した方法で、
持続期間も1年以上になります。ただし費用は高く、一般的な相場は7万円~10万円ほどです。
<デュアルホワイトニングの特徴まとめ>
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用する
費用は7万円~10万円ほど
持続期間は1年以上
効果を実感できるのが早くて持続期間も長いが、費用は高い
後戻りについて
ホワイトニングの効果は永久ではなく、時間の経過で後戻りが起こります。
その理由は、施術においてエナメル質の構造を変化させているためで、
本来の形状から変化してエナメル質は時間をかけて元の形状に戻ろうとするのです。
これは最も効果の高いデュアルホワイトニングも例外ではなく、
上記で説明したとおりホワイトニングの効果は一定期間で失われます。
最も、ホワイトニングは重ねて施術できますから、定期的にホワイトニングすることで白さを維持できます。
まとめ
いかがでしたか?
最後に、ホワイトニングの種類についてまとめます。
1.ホワイトニングの仕組み:エナメル質を構造変化させ、マスキング効果と光の乱反射で歯を白く見せる
2.オフィスホワイトニング:歯科医院で行うホワイトニングで、医師が施術する
3.ホームホワイトニング:自宅を行うホワイトニングで、自身で施術する
4.デュアルホワイトニング:オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用したホワイトニング
5.後戻りについて:ホワイトニングは後戻りで効果が失われるが、重ねて行うことで白さを維持できる
これら5つのことから、ホワイトニングの種類について分かります。
どのホワイトニングを選択するのかは、患者さんの判断と要望次第です。
例えば、費用を気にせずとことん効果を優先するなら、デュアルホワイトニングがおすすめでしょう。
また、一般的な方法でホワイトニングするならオフィスホワイトニングがおすすめですし、
通院はできても長い診療時間を確保できないならホームホワイトニングという方法もあります。
月島 勝どき 歯医者なら『YUZ DENTAL tsukishima』