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歯科コラム

歯周病の予防方法を多く知りたいです

2020年11月13日

中央区月島勝どきの歯医者さん、YUZ DENTAL TSUKISHIMAです。
今回のテーマは「歯周病の予防方法の数々」です。
虫歯と歯周病を比較すると、おそらくほとんどの人は虫歯の方が怖い病気だと考えているでしょう。

と言うのも、虫歯になると痛みという辛い症状が起こるためで、
一方で痛みを感じない歯周病は怖くないと思ってしまう人が多いのです。
しかしそれは間違いで、歯周病も虫歯同様怖い病気です。

そこで今回は歯周病の予防方法をお伝えします。

静かに進行する怖さ

歯周病には虫歯ほど分かりやすい自覚症状はなく、大きく進行しなければ痛みを感じることもないでしょう。
しかし、目立った自覚症状がないのがむしろ歯周病の怖さであり、なぜなら歯周病を自覚できないからです。
考えてみれば、みなさんが病気に気づいて病院に行くのは何らかの自覚症状が起こるためですね。

寒気がすれば発熱を自覚し、咳や鼻水が出れば風邪を自覚する。
自覚して病院に行くからこそ症状が悪化する前に治すことができるのです。
では、仮に自覚症状がなければどうなるでしょうか。

その場合、身体の異変に気づかず普段通りに生活してしまい、病気は悪化してしまうでしょう。
歯周病はまさにそのとおりの事態が起こりやすく、静かに進行するからこそ重症化しやすいため怖いのです。
そんな怖い歯周病を予防するため、できるだけ多くの予防方法を覚えて実践しましょう。

歯磨きの精度を高める

歯周病予防の基本は歯磨きですが、磨き残しの少ない歯磨きほど効果的です。
そこで、歯磨きの精度を高めるための3つの方法を紹介します。

デンタルフロス・歯間ブラシを使う

デンタルフロスや歯間ブラシを使えば、歯ブラシが届かない箇所を磨けます。
歯と歯の隙間を磨く場合はデンタルフロス、歯と歯肉の境目を磨く場合は歯間ブラシを使いましょう。

歯科医院でブラッシング指導を受ける

予防歯科・定期検診などを受診すると、その中でブラッシング指導を受けられます。
正しい歯磨きの仕方を知ることで、より効率良くプラークを除去できるようになります。

プラークテスターを使う

磨き残しの程度を把握したい場合は、プラークテスターを使ってプラークを染色しましょう。
目にプラークを目に見える状態にすることで、磨き残しも確実に減らせます。

生活習慣を改善する

歯周病は生活習慣病ですから、日常生活の過ごし方次第で感染しやすくも予防しやすくもなります。
そこで、次のことに意識して生活習慣の見直し・改善を行いましょう。

疲労・ストレスを解消する

歯周病は細菌による感染症のため、身体の免疫力が高ければ予防しやすくなります。
そこで、身体の免疫力を低下させないよう疲労・ストレスを適度に解消させてください。

タバコを吸わない

喫煙は歯周病が発症するリスクを5倍以上も高め、さらに重症化もしやすくなる要因となります。
そのためタバコは吸わないようにして、現在喫煙している人も禁煙を検討してください。

糖尿病を予防する

糖尿病になると血糖値のコントロールが悪くなり、細菌に感染しやすくなります。
つまり糖尿病の人は歯周病の原因菌にも感染しやすく、糖尿病の予防は歯周病の予防につながります。

定期検診を受診する

定期検診を受診することは、歯周病の予防効果を高めるだけでなく重症化を防ぐ効果があります。
ブラッシング指導・生活習慣改善のアドバイス・歯のクリーニング・歯石の除去などで予防効果が高まり、
また医師が口腔内の健康状態を確認することで歯周病の有無が分かります。

もちろん、歯周病が発症していた場合はそのまま治療に進むことができるため、
自覚しづらい歯周病を確実に発見できるのは重症化の予防になるでしょう。
半年に一回、長くても一年に一回は歯科医院で定期検診を受診してください。

家族全員で予防する

歯周病の原因菌は唾液を介して人から人へと移動します。
キス・回し飲み・食器の共用・歯ブラシの接触など、唾液を介す行為は家族間で数多く存在するため、自分だけ予防しても家族の誰かが歯周病にかかっていれば、その原因菌をうつされてしまうのです。

このため、歯周病を予防するのであれば自分だけでなく家族全員で予防するとより効果的であり、
実際、家族全員で検診を受診する人も珍しくありません。
特に、小さな子どもがいる家族は家族間での感染に注意する必要があるでしょう。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、歯周病の予防方法の数々についてまとめます。

1. 静かに進行する怖さ :自覚症状が少ないからこそ歯周病は発症に気づきにくく、重症化もしやすい
2. 歯磨きの精度を高める :デンタルフロスや歯間ブラシの使用、ブラッシング指導を受けるなど
3. 生活習慣を改善する :疲労・ストレスの解消、タバコを吸わない、糖尿病を予防するなど
4. 定期検診を受診する :歯周病を予防しやすくなる上、発症時の重症化を防げる
5. 家族全員で予防する :歯周病の原因菌は唾液を介して人から人へと移動する

これら5つのことから、歯周病の予防方法の数々について分かります。
今回お伝えした全ての方法を実践すれば、大抵の歯周病は予防できますし、
例え発症したとしても定期検診の受診によって重症化を防げます。
大切な歯を一生守るために、歯周病の予防意識を高めてください。

月島 勝どき 歯医者なら『YUZ DENTAL tsukishima』