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歯科コラム

男性でもホワイトニングできますか?

2021年08月13日

 
中央区月島勝どきの歯医者さん、YUZ DENTAL TSUKISHIMAです。

今回のテーマは「ホワイトニングの説明」です。

ホワイトニングは治療の名前こそ知っているものの、詳しいことは知らない人が多いでしょう。

そのため、治療に対して間違った解釈やイメージを持ってしまっている人も少なくなく、

男性の患者さんの中には性別を理由に治療の決断に悩む人もいます。

そこで、ここではホワイトニングにおいて知っておくべき大切ことを解説していきます。
 

性別は関係ありません

ホワイトニングに性別は関係ないため、もちろん男性でもホワイトニングすることができます。

おそらく、男性のホワイトニングに抵抗を感じている人は、以下のことが理由になっているのではないでしょうか。
 

  • ・ホワイトニングの紹介や広告に女性が写っていることが多い
  • ・マニキュアのように塗って歯を白くする治療方法が存在する(ホワイトコート)
  • ・「審美目的の治療=女性の治療」というイメージがある

 
しかし、実際には男性がホワイトニングをするケースは決して珍しくなく、

男性の芸能人やスポーツ選手でホワイトニングをしている人は多いでしょう。

そのため、男性だからといってホワイトニングに抵抗を感じる必要は全くありません。
 

ホワイトニングできない人もいます

性別関係なく、ホワイトニングができない人もいます。

これは身体の健康面や安全性を考慮しての判断であり、以下の基準に当てはまる人が該当します。
 

  • ・未成年:使用する薬剤の刺激が成長期の妨げになる可能性がある
  • ・妊娠中・授乳中の女性:薬剤による胎児・乳児への影響の可能性がゼロの保証がされていない
  • ・虫歯・歯周病がある人:虫歯・歯周病の治療が優先になる
  • ・重度の知覚過敏の人:薬剤による知覚過敏で激しい痛みを感じる可能性がある

 
ホワイトニングの可否の基準は明確に定められているわけではなく、あくまで医師の判断です。

そのため、これらの基準に当てはまる人でもホワイトニングできるケースがあるかもしれません。

ただし、おすすめできないケースであることは事実です。
 

ホワイトニングの効果が期待できないケースもあります

ホワイトニングは歯を白くする治療ですが、どのようなケースでも白くなるわけではありません。

例えば、テトラサイクリンと呼ばれる抗生物質の影響で変色した歯は、

ホワイトニングをしてもあまり効果がなく、重ねて行っても完全に白くすることは難しいでしょう。

また、神経を失った影響で黒く変色した歯もホワイトニングによる効果はなく、

詰め物・被せ物などの人工物もホワイトニングすることはできません。

もっとも、人工物の場合は素材をセラミックにすることで審美性を高めることができます。
 

ホワイトニングには3つの方法があります

ホワイトニングには3つの方法があります。いずれも仕組みは同じですが、

使用する薬剤の濃度・治療を行う場所などに違いがあり、その影響で効果にも違いが出てきます。

オフィスホワイトニング

歯科医院で医師によって治療を行う方法で、濃度の高い薬剤を使用します。

そのため、ホワイトニングの効果が出るのは早いですが、一方で後戻りするのも早いのが欠点です。

3つのホワイトニングの方法の中で、最もオーソドックスな方法といえるでしょう。
 

ホームホワイトニング

自宅にて自分で治療を行う方法で、安全性を考慮して薬剤の濃度が薄めに設定されています。

そのため、ホワイトニングの効果が出るまで時間がかかりますが、一方で白さが長持ちしやすいのが特徴です。

また、ホームホワイトニングで1日2時間ほどのマウスピースの装着が必要です。
 

デュアルホワイトニング

オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用した方法です。

「効果が出るのが早い」「白さが長持ちしやすい」というそれぞれの長所が得られます。

そのため、3つの中で最も高い効果を期待できますが、一方で費用が高いのが欠点です。
 

まとめ

いかがでしたか?

最後に、ホワイトニングの説明についてまとめます。

1. 性別は関係ありません :男性でもホワイトニングできるのは当然として、男性のホワイトニングは珍しくない

2. ホワイトニングできない人もいます :未成年・妊娠中や授乳中の女性・虫歯や歯周病がある人など

3. ホワイトニングの効果が期待できないケースもあります :テトラサイクリンで変色した歯・人工物など

4. ホワイトニングには3つの方法があります :オフィスホワイトニング・ホームホワイトニングなど

これら4つのことから、ホワイトニングの説明について分かります。

ちなみに、ドラッグストアなどに行くとホワイトニングの名を冠した歯磨き粉が販売されています。

しかし、それは歯科治療のホワイトニングとは別物であり、含まれている成分も全く異なります。

そのため、市販のホワイトニング歯磨き粉に歯科治療のホワイトニングのような効果はなく、

前者は歯の表面の汚れや着色にしか対応できません。

変色した象牙質に対応できるのは、あくまで歯科治療のホワイトニングになります。
 
 

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