歯科コラム
ホームホワイトニングなら、歯医者に行かなくてもホワイトニングできますか?
2021年08月27日
中央区月島勝どきの歯医者さん、YUZ DENTAL TSUKISHIMAです。
今回のテーマは「ホームホワイトニング」です。
ホワイトニングには3つの方法があり、その中の一つがホームホワイトニングです。
ホームホワイトニングは、「ホーム」の言葉が示すとおり自宅で行うホワイトニングであり、
通院する時間のない人にとっては、とくにメリットのある治療方法といえるでしょう。
ただし、通院が全く必要ないわけではなく、いくつかの注意点があるので覚えておきましょう。
ホワイトニングをおすすめできない人
ホワイトニングができないケースについては、明確な基準が定められているわけではありません。
そのため、あくまで医師の判断になるのですが、ホワイトニングをおすすめできない人もいます。
- ・虫歯や歯周病にかかっている人
- ・重度の知覚過敏の人
- ・成長期の人
- ・妊娠している、もしくは授乳中の女性
虫歯や歯周病にかかっている場合、まずはこれらの治療を終えてからホワイトニングすることになります。
また、重度の知覚過敏の人はホワイトニングの薬剤によって強い痛みを感じやすく、
成長期の人は薬剤が成長に悪い影響をもたらしてしまう可能性があります。
妊娠中・授乳中の女性は、薬剤が胎児・乳児に影響をもたらす可能性を否定しきれないのが理由です。
ホームホワイトニングの注意点
ホームホワイトニングとは、自宅で行うホワイトニングです。
薬剤を浸透させたマウスピースを装着してホワイトニングを行いますが、希望する場合は以下の注意点があります。
通院も必要
マウスピースや薬剤の受け取り、経過観察などを目的とした通院が必要です。
ホワイトニング自体は自宅で行うことになりますが、通院が一切必要ないというわけではありません。
マウスピース装着の時間
ホームホワイトニングでは、1日2時間ほどマウスピース装着してホワイトニングを行います。
つまり、1日2時間のマウスピース装着の時間を確保できなければ、ホームホワイトニングはできません。
効果が出るまで時間がかかる
ホームホワイトニングで使用する薬剤は濃度が薄いため、ホワイトニングの効果が出るまでに時間がかかります。
ただし、薬剤がしっかりと浸透するため、白くなった歯は長期間維持できます。
ホワイトニングの特徴の比較
ホームホワイトニング以外の方法として、オフィスホワイトニングとデュアルホワイトニングがあります。
患者さんの希望にあわせて好きな方法を選択できるため、3つのホワイトニングの特徴を比較してみましょう。
ホームホワイトニング
上記で解説したとおり、自宅にて自分で行うホワイトニングです。
特徴をまとめると次のようになります
- ・薬剤の濃度が薄く、効果が出るまでに時間がかかる
- ・白さの持続期間の目安は一般的に6ヶ月~1年ほど
- ・1日2時間ほどのマウスピースの装着が必要
- ・薬剤の受け取りや経過観察のための通院が必要
オフィスホワイトニング
歯科医院にて、医師の施術によって行うホワイトニングです。
特徴をまとめると次のようになります。
- ・薬剤の濃度が濃く、効果が出るのが早い
- ・白さの持続期間の目安は一般的に3ヶ月~6ヶ月ほど
- ・施術は全て医師によって行われる
- ・ホワイトニングの中で最も一般的な方法
デュアルホワイトニング
ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングを併用した方法です。
特徴をまとめると次のようになります。
- ・効果が出るのが早く、持続期間も長い
- ・白さの持続の目安は一般的に1年ほど
- ・ホームホワイトニングを併用しているため、1日2時間ほどのマウスピースの装着が必要
- ・効果においては全てのホワイトニングの中で最も優れているが、一方で費用も高い
ホワイトニングでも白くならない歯
歯の変色の原因によっては、ホワイトニングでも白くならないことがあります。
これはデュアルホワイトニングも例外ではなく、次のケースではホワイトニングの効果を期待できません。
- ・テトラサイクリンの影響で変色した歯(重ねてホワイトニングすれば多少は白くなる)
- ・神経を失った影響で黒く変色した歯
- ・入れ歯・詰め物・被せ物などの人工物
ホワイトニングでも白くならない歯に対しては、ホワイトコートで対処する方法もありますし、
詰め物・被せ物などの人工物は素材をセラミックにすることで審美性が高まります。
まとめ
いかがでしたか?
最後に、ホームホワイトニングについてまとめます。
1. ホワイトニングをおすすめできない人 :「虫歯や歯周病にかかっている人」「重度の知覚過敏の人」など
2. ホームホワイトニングの注意点 :「通院も必要」「1日2時間ほどのマウスピース装着が必要」など
3. ホワイトニングの特徴の比較 :「オフィスホワイトニング」「デュアルホワイトニング」という方法もある
4. ホワイトニングでも白くならない歯 :「テトラサイクリンの影響で変色した歯」「神経を失った歯」など
これら4つのことから、ホームホワイトニングについて分かります。
自宅で治療できるという特徴のあるホームホワイトニングですが、主な注意点は3つです。
1つ目に効果が出るまでに時間がかかること、2つ目に1日2時間ほどのマウスピース装着が必要なこと、3つ目に通院も必要だということです。
月島 勝どき 歯医者なら『YUZ DENTAL tsukishima』