歯科コラム
インプラントのメリットは何ですか?
2021年12月10日
中央区月島勝どきの歯医者さん、YUZ DENTAL TSUKISHIMAです。
今回のテーマは「インプラントのメリット」です。
歯を失った時、人工歯で補う治療法として入れ歯・ブリッジ・インプラントの選択肢があります。
それぞれの治療法では特徴が全く異なり、患者さんは好きな選択肢を選ぶことができます。
ここでは、インプラントを選択する場合をテーマにして、
インプラントのメリットについて解説していきます。
インプラントとは
インプラントとは、人工歯だけでなく人工の歯の根を再現できる治療法です。
顎の骨に穴をあけてインプラントを埋め込み、そこに人工歯を取り付けます。
実際の治療の流れは、手術を行うために精密検査も行うことになります。
入れ歯・ブリッジに比べて手軽な治療ではないですが、その分人工歯としての安定性は高く、
インプラントは第二の永久歯とも呼ばれているほどです。
インプラントにすることで、さまざまなメリットが得られます。
他の天然歯の健康を守りやすい
例えば、ブリッジでは歯を失った箇所の隣接する歯を傷つけることになりますが、
インプラントの場合は他の天然歯にダメージを与えることなく治療可能です。
食事の時もしっかりと嚙むことができるので、他の天然歯に負担をかけることがありません。
見た目が美しい
入れ歯やブリッジを使用している人が、それが人工歯だと知られてしまうことを嫌がります。
その点、インプラントは見た目が美しく、取り外しも必要ないので天然歯の感覚と変わりません。
他人が見ても人工歯だと分からず、見た目が気になる人にもインプラントはおすすめです。
しっかり噛める
おそらく、これがインプラントの最大のメリットになるのではないでしょうか。
インプラントは人工の歯の根を再現しているため安定性が高く、高い咬合力でしっかりと噛むことができます。
そのため、かたいものでも問題なく噛むことができ、食事において不自由さを感じることがありません。
発音しやすい
インプラントは使用していてズレてしまうことがないため、会話時に発音しやすいのもメリットです。
スムーズにお口を動かせることでストレスを感じにくく、
とくに英会話の講師など、人前で会話するお仕事をしている人には、これは大きなメリットになります。
ただ、歯を完全に破壊した後も虫歯の原因菌はまだ生きています。
その後、虫歯の原因菌は血液の中へと侵入。
血管を通じて全身に回ってしまい、確率的には低いものの脳梗塞・心筋梗塞などの要因になるのです。
歯を失ったコンプレックスが解消される
歯を失ってしまうと、どうしてもそのことがコンプレックスになってしまいます。
しかし、インプラントにすればそのような悩みは解消され、天然と同じような感覚での生活が可能です。
「天然歯ならもっと噛めたのに…」と思うようなことがなく、実際にインプラントは第二の永久歯とも呼ばれます。
インプラントのデメリット
上記のようなメリットがある反面、インプラントにはデメリットがあります。
メリットだけに注目するのではなく、以下のデメリットも考慮した上で治療を決断してください。
費用が高い
インプラントは自由診療になるので費用が高く、相場は1本あたり30~45万円ほどです。
保険診療の入れ歯と異なり、手軽にできる治療法ではありません。
治療期間が長い
インプラントは手術を必要とする治療であり、手術後に定着期間を設ける必要があります。
これはインプラント体と骨が結合するのを待つ期間であり、インプラントは治療期間が長くなります。
身体に負担がかかる
インプラントの使用そのものは快適ですが、一方で治療法は身体に負担がかかるものになります。
これは手術を必要となるのが理由であり、そのため体調次第ではインプラントの治療を受けることはできません。
治療に対応した歯科医院が限られる
インプラントは、入れ歯のようにどの歯科医院でも対応できる治療ではありません。
そのため、患者さんの住む場所によっては通院の距離が遠くなる可能があります。
まとめ
いかがでしたか?
最後に、インプラントのメリットについてまとめます。
1. インプラントとは :人工の歯の根を再現する治療法。人工の歯を歯の根を再現することで人工歯が安定する
2. 他の天然歯の健康を守りやすい :ブリッジのように、治療にあたって他の天然歯を削るなどの必要がない
3. 見た目が美しい :人工歯としての見た目が美しいだけでなく、他人から見て人工歯と分かりづらい
4. しっかり嚙める :人工の歯の根を再現していることでインプラントは咬合力が高く、食事が快適
5. 発音しやすい :会話していて人工歯がズレることがないので、インプラントは発音しやすい
6. 歯を失ったコンプレックスが解消される :インプラントは、天然歯と同じような感覚で生活できる
7. インプラントのデメリット :費用が高い、治療期間が長い、身体に負担がかかるなど
これらのことから、インプラントのメリットについて分かります。
インプラントが第二の永久歯と呼ばれるのは、歯の根を人工的に再現しているのが理由です。
これによって安定性が増し、噛む感覚・話す感覚が天然歯に近いものになるのです。
一方で、費用が高い・治療期間が長いなど、治療法において手軽さがないのがデメリットであり、
このようなメリット・デメリットを把握して上で、インプラントにするかどうかを検討しましょう。
月島 勝どき 歯医者なら『YUZ DENTAL tsukishima』