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この時期に多いです

2025年03月22日

皆さん、こんにちは。院長の新井です。
今年の2月は「最強・最長の寒波」がやってきたせいで、すごく寒い期間が非常に長かった気がします。最近になってやっと暖かくなってきた感じですね。

以前にも書きましたが、この時期に多いのが「親不知(おやしらず)の腫れ」と「知覚過敏」です。

親不知は別名「第三大臼歯」と呼ばれ、昔の人間は使用していました。しかし現代人は顎が小さく、生えるスペースが足りないために真横を向いて生えたり、そもそも生えることができずに埋まってしまっている場合もあります。
そういった状況では、歯ブラシが届かないため磨くことができず、疲れが溜まっていたり体調が悪かったり寝不足だったりすると免疫力が落ち、細菌が優位になるため、腫れたり出血したりします。
体調が良くなり免疫力が回復すると治りますが、基本的には抜歯をしない限り繰り返します。

また、次に多いのが知覚過敏ですが、転勤や入学、就職などで環境が変わったり引っ越しがあるとストレスがかかり、そのストレスにより夜間就寝時に歯軋(はぎし)りをするようになります。歯軋りによって揺らされた歯は、歯茎の退縮やエナメル質の剥離によって象牙質が露出し、そこに冷たい水や歯ブラシの刺激が加わることで知覚過敏を引き起こします。
知覚過敏は、出現したり消失したりを繰り返しますので、対処する必要がありますが、これといった「治療法」は確立されていません。
ですので、歯軋りを治して「歯軋りをしない」ようにすることはできないのですが、「対症療法」が重要になります。
その対症療法は夜間就寝時に『マウスピース』をして寝ることです。マウスピースをして寝ることにより、歯軋りで歯にかかる力をマウスピースが負担してくれます。歯が削れることがなくなり、揺らされることも少なくなるため、知覚過敏の進行を防ぐことができます。
歯軋り用のマウスピースは歯科医院で作れますが、型取りをして1人1人に合わせてオーダーメイドで作ります。
スポーツ用のマウスガードなどインターネットで購入可能なものとは違うので注意が必要です。
差し歯などの被せた歯の保護にも最適ですので、ご自身の歯が割れないためにも、今のうちから「歯の破折」の予防をしましょう!

定期的なクリーニングで歯周病の予防もしっかりと。

月島 勝どき 歯医者なら『YUZ DENTAL tsukishima』