スタッフブログ
インプラントとはどんな治療ですか?
2020年01月15日
中央区月島勝どきの歯医者さん、YUZ DENTAL tsukishimaです。
今回のテーマは「インプラント治療について」です。
失った歯を取り戻せる、第二の永久歯などと呼ばれているのがインプラントになります。
本来、歯を失った場合は入れ歯やブリッジなどの対処が一般的ですが、天然の歯と比較してしまうとこれらは異なる点が多く、今までと同じ感覚は得られないでしょう。
一方、天然の歯と限りなく近い感覚を得られるのがインプラントです。
インプラント治療とは
インプラント治療とは、人工の歯の根を埋め込んで人工の歯を装着する治療方法です。
インプラントの特徴は人工の歯の根を再現していることであり、
これが天然の歯に限りなく近い感覚を得られる理由になっています。
入れ歯やブリッジの場合、根は存在せず装着することで歯として機能していますが、
根がないため外れる可能性があり、そのため天然の歯の感覚で噛むことができません。
その点、インプラントなら天然の歯に近い安定性と咬合力があり、それが第二の永久歯と呼ばれる理由です。
インプラントの仕組み
インプラントは、上部構造・アバットメント・インプラント体の3つのパーツに分かれています。
インプラント体は人工の歯の根、そして上部構造は人工の歯を示しますが、
これらは直結することは不可能であり、そこでジョイント役になるのがアバットメントです。
つまり「インプラント体=歯の根」、「上部構造=歯」、そしてこれら2つのパーツを繋ぐ「アバットメント」、
インプラントはこれら3つのパーツで成り立っており、治療時にそれぞれ装着していきます。
装着においては手術が必要で、インプラント体を埋め込むために顎の骨に穴をあけます。
インプラント治療の流れ
治療の流れを簡単に説明すると、まず精密検査とカウンセリングを行い、
検査結果に問題がなければ治療に進み、問題があった場合は治療を受けることができません。
治療に進んだ場合、まずは一次手術によって顎の骨に穴をあけ、そこにインプラント体を埋め込みます。
その後は定着期間として日数をあけ、インプラントが骨に定着したのを確認して二次手術に進みます。
二次手術では、埋め込んだインプラント体を再び露出させてアバットメントを装着、
そこに人工の歯となる上部構造を被せて治療終了。また、手術を一度ですませる治療方法もあります。
インプラント治療の費用
インプラントは自由診療となるため、基本的に健康保険が適用されません。
おおよその相場は1本につき30万円~45万円、ちなみにこれは検査なども含めたトータルの費用です。
インプラント治療の費用は、このようにトータルの費用を確認することが大切になってきます。
と言うのも、インプラント治療は一度で終わるものではなく、定期的な通院が必要です。
ですから、その都度費用を支払うことで、いくらかかっているか分からなくなってしまいます。
このため、インプラント治療の費用は必ずトータルの費用を歯科医院に確認してください。
インプラントと歯周病
人工の歯であるインプラントは当然虫歯になることはないですが、ただ清潔に保たなければなりません。
と言うのも、虫歯にはならなくても歯周病になることはあり、それがインプラントにとって致命傷になります。
最も、人工物であるインプラントが歯周病になることに、疑問を感じる人もいるかもしれません。
しかし、歯周病は歯を支える骨の病気あって、歯の病気ではなく、
そのためインプラントを支える周囲の歯周組織が歯周病になることはあるのです。
それはインプラント周囲炎と呼ばれる病気で歯周病より進行も早く、インプラントの脱落を招いてしまいます。
インプラント治療に対応した歯科医院
インプラント治療は、それを診療科目に掲げた歯科医院でなければ治療はできず、
入れ歯やブリッジに比べると対応している歯科医院は少ないでしょう。
また、インプラント治療は難易度が高く、そのため信頼できる歯科医院で治療を受けなければなりません。
例えば、一つの目安として日本口腔インプラント学会の認定医・専門医の資格に注目すると良いでしょう。
この資格を持つ医師はインプラント治療の経験と技術に長けており、
特に専門医は厳しい基準をクリアした医師しか取得できない資格です。
まとめ
いかがでしたか?
最後に、インプラント治療についてまとめます。
1. インプラント治療とは :人工の歯の根を埋め込み、天然の歯に限りなく近い感覚を得られる治療
2. インプラントの仕組み :インプラント体、上部構造、アバットメントの3つのパーツで成り立っている
3. インプラント治療の流れ :検査の後に手術でインプラントを埋め込み、定着期間を経て再び手術を行う
4. インプラント治療の費用 :1本につき30万円~45万円が相場。トータルの費用を必ず確認する
5. インプラントと歯周病 :インプラント周囲炎になるとインプラントの脱落を引き起こす
6. インプラント治療に対応した歯科医院 :診療科目に「インプラント治療」を掲げている歯科医院
これら6つのことから、インプラント治療について分かります。
顎の骨にインプラント体を埋め込む治療内容のため、骨の状態によってはインプラントできないこともあります。
その場合、可能であれば骨移植などを行った後にインプラント治療を行う流れです。
入れ歯やブリッジに比べて治療内容に不明点がある人も多いでしょうから、インプラントを希望する人は一度歯科医院で医師に相談してみると良いでしょう。
月島 勝どき 歯医者なら『YUZ DENTAL tsukishima』