歯科医院の椅子
歯科医院に来たことがある人なら必ず座ったことがあるこのイス。
歯科治療に必要な器械や器具と、患者様が治療を受ける治療用のイス(チェア)を統合した装置で、ユニットと呼ばれ、歯科治療を行うための必需品です。
ユニットの歴史は大正時代からと意外にも古く、現代まで基本的なスタイルは大きく変わっていませんが、最新のものには技術の進歩により様々な工夫や機能が追加されています。
チェア
患者様が座るイスです。
電気と空気の力で上下に動いてリクライニングもします。
ヘッドレスト
患者様の頭部を支える部分のことです。
患者様に合わせて、高さや角度を変えることができます。
無影灯
患者様の口腔内を照らすライトです。名前のとおり影ができにくくいろいろな角度に合わせることができて、長時間同じ場所を照らし続けても熱くなりません。
自動給水装置
コップを置くとセンサーが反応し、自動的に水が出てきます。スピットンにも同時に水が出てきて、自動的に洗浄をしてくれます。
バキューム・排唾管
削った歯などの粉じんを口腔内の水や唾液と一緒に吸引するもので、治療が行いやすくなります。
また、排唾管(はいだかん)も同時に唾液を吸引してくれます。
ユニットテーブル
おもに歯科医師が使うテーブルのことで、診療するにあたって一番重要な部分です。テーブルの上に歯科用ミラーやピンセットなどの器具を置き、その下には操作パネル、さらにその下には歯を削るための器具があります。この削るための器具には種類がいくつかあり、歯や銀歯など削るものによって使い分けています。
フットペダル
ユニットテーブルにある歯を削るための器具を動かすペダルで、足踏みで回転し踏み加減で速さを調節できます。手でスイッチを入れる必要がないので、手を清潔に保てます
いかがでしたか?
このようにユニットは、ただ動くだけのイスではなく、歯科治療で必要な基本的な設備が付属したスーパーマシーンなのです。
様々な工夫と機能で患者様に快適な治療を受けて頂けるよう、ユニットは常に進化し続けていますので、どうぞ安心して治療をお受けください。
月島 勝どき 歯医者なら『YUZ DENTAL tsukishima』